Kadomiのひとりごと

ジュエリー Kadomi 内藤圭美のブログです。
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I∞RO イオロ の名前について

I∞RO イオロ の名前について、早くこちらに書こうと思っていたのですが、先週はI∞RO イオロ の準備や
石屋さんとのやりとりで、あっという間に過ぎて行きました。

連休中に仕入れをして、今日も午後からボルダーオパールの仕入れです。

 

そのボルダー達は、秋に伊勢丹さんへ。
そうです。多分、いくつかはI∞RO イオロ のラインとなります。

前のブログに書いていた、7月13日のブログにありますように、8月から新宿伊勢丹さん1階の
drama H.P.FRANCE さんで、セレクトで Kadomi の商品をお取り扱いいただけることになりました。

通常のKadomiの商品と同じで、だけれど、違うところもちょっとあったりします。
まずはそこに触れておきます。
同じなんですが、仕上げを少し変えています。
西洋彫りの商品を初めて手にされる方でも、安心して身に着けていただけるように、表面をかなり
滑らかに仕上げてあるんです。
新たに準備をするI∞RO用の商品は、彫りもいつもよりしっかり深めに入れて
その後引っ掛かりをできるだけ感じないように。
Kadomiのアトリエの商品は、もっと攻めている、というか、触るとザラザラしてしまうくらい彫っている物、
仕上げ時エッジをあえて残したままのものがありますし、洋彫りに慣れていらっしゃるお客様のセミオーダーと
初めての方の彫ってそもそも実は変えてるんですよね。彫り方も、仕上げ方も。
彫っている面は慣れないとザラっとしたりデコボコしていて、鏡面仕上げの商品とは触れた感じが違うから。
イオロは「初めまして」の方でも安心して身につけていただける仕上げにしています。


 
アトリエは日曜日を開けていません。うちは百貨店イベントに出ている時以外は、日曜日はほぼ、ご来店不可です。
ショップ営業は週に3日。加工業なので日曜日は休んでいます。
けれど、伊勢丹さんでしたら、日曜日にも商品に触れていただける。
お支払い方法に関しても選択肢が多いですし、イベントに足を運ぶのはちょっと、と思っていらっしゃる方に、
どんな感じの商品なんだろう、と見に行っていただける場所が新宿伊勢丹さんになるというのはとてもありがたいです。

前置き長くなった。

タイトルについてです。


drama H.P.FRANCE さんに今回、お話をいただいた時、ブログカテゴリーなどで分けやすいように
drama H.P.FRANCE さんへ持っていく商品には名前をつけようと思いました。
場所は新宿伊勢丹と聞いて。
伊勢丹のイメージは、「きらびやか」。

初めてリミテッドで1階でイベントに出させていただいた時、2011年3月。そう、311です。
Kadomiは正面入り口目の前に出ていたんです。
あの日、朝から頭が痛い、と言いながら入店される方が数名いて、変なお天気で、その後大きな地震。
揺れが収まった後、余震もバンバンきている中で、それでも百貨店の中では『日常』が続きました。
18時だったかな?に早めに閉店する放送が流れるまで、平常営業だったんです。百貨店の中はいつも通りの
営業が続きました。バックヤードなんかは大変でも、フロアはいつも通りに。
他の新宿の百貨店が揺れた後閉まっても、伊勢丹だけが開いてて。
18時で閉店後歩いて帰った。20号と井の頭通りを歩いて、永福町で自転車を買って、乗って家に帰ったら0時。
翌日、電車がほとんど動いておらず、7時前に家を出て、通常20分で着く新宿に2時間以上かかった。
土曜日開店から伊勢丹に立ちました。
他の百貨店は閉まっていました。向かい側の丸井も高島屋も全部。でも、伊勢丹は開きました。
開店と同時にたくさんのお客様が。
1階アクセサリーの黒いパンツスーツの販売員方の中で、私はリミテッド出店中のデザイナーということでたった1人私服。
紺色のワンピースでしたので、お客様は私を社員と間違えたのか、なぜ伊勢丹だけ開いてるんだ、
不謹慎だ!と土曜日だけで一体何人に言われたか。
翌日曜日以降はトイレットペーパーの場所ばかり聞かれるようにはなるのですが、不安で話を聞いて欲しい、
不満も誰かに言いたい。けど、入り口で誰かにそれを吐き出したら、中に入ったらその後は百貨店で
いつもみたいに買い物を楽しむ。楽しもうとする。
そうなんです。日常を確かめるように、ご来店をされるお客様がなんて多いんだろうって。
百貨店の存在意義や意味を、少し理解した瞬間でした。
買い物をする場所だけじゃないんですね。
特に今年はコロナ禍です。
いつも通りの日常は尊いです。
新宿伊勢丹=ゴージャスであり、続いて欲しい平和な日常とか希望。
新宿伊勢丹で買い物をする=ステータス。
そんなイメージで何かゴージャスな名前をとはじめ考えていたんです。

フランスの大好きなヴィンテージショップで、
『THANX GOD I'M A VIP』 という、なんだかすごい名前の店があります。
有名店です。
長いけれど一度聞いたら忘れない。そして、名前負けしないラインナップ。
ちょっとそんな感じで、イタリア語で siamo ricchi (私たちは豊かだ?直訳すると変です)のような。
でも、これだとイタリア語がわかる人には 成金 的なあまり品がよろしくない感じかも。。。

検索するとイタリア人の歌手でいるみたいで、人の名前でもあるのかしら。

イタリアに住む英語もイタリア語も完璧な友人に相談してみよう。
そう思っていたんです。
 
その翌日に知った、お客様の訃報。
あまりに突然で、愕然としました。数日、いや、1週間は毎日ずっとお顔を思い出し、仕事の手を止めて
彼女に納めた商品の画像たちを見たりしていました。
インスタでつながっていたり、フォローをされていた方は多いと思うのでご存知の方も
たくさんいらっしゃると思います。
Kadomiだけじゃなくて、たくさんのブランドさんやアンティークジュエリーのショップさんにとって
とても印象的な、多分特別なお客様だったと思います。
私は石を仕入れるときに、数名のお客様のお顔を思い浮かべますが、この方のお顔を今もあぁ、似合いそうと
思い浮かべます。
先週末の仕入れ時も常にです。
新宿伊勢丹へ置かせていただくライン名の中に、お客様のインスタのお名前を入れられないだろうか。
ご本名は別のお名前ですが、ジュエリーが大好きだった伊織さん。
iori、Io はイタリア語で私。 ori? oroはgoldのイタリア語です。
何か、どうにか出来ないかな。
そこで、イタリアに住む友人に連絡をしてみました。

はじめ、Lusso, lussa, lussuoso, lussuosa などの形容詞を使うのはどうだろう、という返信。
豪華な、華やかな、贅沢という意味です。
その後、幾度かやり取りがあって、友人から

Lusso からちょっと離れてしまいますが、伊織さんの名前をベースにして一つ考えてみました。
文にすると長くなりそうなので画像貼ります、と。
 

イタリアの、木漏れ日なのかしら。
朝日の中、家族が起きだす前に彼女が考えてくれたメモ。
最終的な読み方とかは書いてないですが、イオロだ、とこの瞬間決めました。

伊織さん IORI
io は私、oroはイタリア語で 金、oro が複数になると(通常はしないけど)定冠詞がGLIになるんだけど
それが伊織という名前が既に gli oriに音が近いことから使えるなと、と友人。
Gli は、ギとリとイの中間みたいな音。イオリになります。
IO ORO は、イタリア語で I'm gold です。
何となく、私は輝いている、だったり、私は特別、的な意味にも取れそうです。
IO ORO のダブルOは無限マークの∞を。
I∞RO イオロ 私は、永遠に特別。
そして、名前には、彼女がずっと大好きなジュエリーに囲まれています様にと言う意味も込めたかったから。
∞は永遠だから、これ以上無い名前になったと。
 
女性は、子育ても、家族のことも、私より上の世代は親の介護も大変です。仕事も。
そんな、私を大事に。私は私にとって、特別。永遠に。
そんな私に、皆さんに、ジュエリーの輝きがいつもそばにいますように。
そして、素敵なジュエリーの画像をいつもあげてくださっていたIoriさんが、ジュエリーの楽しさを
たくさんの方に投稿で教えてくださっていた彼女が、ずっと好きだったジュエリーに囲まれていますように。
天国でも、ずっと。
そんな思いで、友人と決めました。


I∞RO  イオロ。
初めまして。
よろしくお願い致します。

 

| admin | I∞RO (イオロ) | 12:20 | comments(0) | - | pookmark |









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