作家のひとりごと

ジュエリー Kadomi 内藤圭美のブログです。
インド風?オスマントルコ風のstile fiorentino
こんばんは。
12月31日。大晦日の22時半です。

日曜日から、ん?と思っていた胸の痛み。
水曜日に病院へは行ったのですが、木曜日から完全に体調を崩しておりました。(現在進行中)
昨日も今日も、16時頃からは無理せず横になっています。で、今頃起きだす。
家は掃除はそこそこ出来たし、経理も9割り終えましたが、事務所の大掃除は終らず。
新年が明けてから、体調が回復しきったら、やればいいかなと思っています。

2016年も、多くの方にお会い出来、商品を気に入って頂いたり、オーダーメイドで
手がけさせて頂いたり。
とても充実した1年でした。ありがとうございました。
今年もあと1時間とちょっと。
楽しい年末をお過ごし下さい!

2016年最後に、クリスマス前にお納めをさせていただいた stile fiorentitoのご紹介です。
 

こちらです。

今回のオーダーもとてもストーリーがありました。
ご結婚されたとき、プロポーズも、誕生日も記念日、結婚式もされなかった、お互いにイベントが
好きではなかったという、そんな奥様。
最初にKadomiに来店をされたとき、とにかく身に着けているアクセサリーが全ておしゃれ。
且つ本当に似合っていらっしゃった。エスニックな雰囲気のジュエリー重ね付けを。
本当に素敵な方でした。
インド系のK22のアイテムたちと、多分、されているリングとバングルはマルコムベッツ。
それも相当前のものかな?即気づいた。
日本では、バーニーズニューヨークで取り扱われている英国人デザイナー。
吉本ばななが好きで身に着けていることもあって、著書で触れていてより名が知られたブランド。

97年。私がイタリアに渡って3か月目の8月。記録的猛暑の年で亡くなった方もいらした。
そんなうだるような暑さ(当時フィレンツェはブランド店とかリナシェンテというデパートしか冷房が無かった)
と、とあることがあってフィレンツェから逃げ出したくなり、大学時代に通って歩き慣れていた
ロンドンに脱出したのです。
その時、まだ彫金を始める前です。
その97年夏に、マルコムベッツのリングを私は手にしているのです。一目惚れをして。
それもSVとK22のコンビのリングを。そんなに有名な方とも知らずに。
(探したけれど見つからない。どこへ行ってしまったのか…)
そんなご縁もあって、初対面だったこの方のオーダーをお受けしようと思いました。

お客様、旦那様に、「16年越し。そろそろ何か買ってくれたまえ!(お客様のメールのままの文)」
と言ったところ、「最新型食洗機」が候補に。でも、やっぱりリング…ということで
毎晩のネットサーフィンで私を見つけて下さったと。


こちらのリングのテーマは「インド風、stile fiorentino」且つ、弊社のサイトにあるB-36とほぼ同じ彫で。
もう、フィレンツェスタイルという名前なのにインド風と付く。
私的にはお客様を見ていて「オスマントルコ風もお似合いそう」と。
ならば、普通のカットのダイヤはやめましょうかと。
かつ、制作をする過程を楽しんで頂きたく、ご提案してみた所、ご自分でダイヤを選ばれたい!という事で
ダイヤを取り寄せ、お客様ご自身で全てのダイヤを選んでいただきました!


もちろん私も一緒に、ダイヤを選ばせて頂きました。色のアドバイスや石の高さなどを合わせたり。



お納めさせていただいた後、旦那様にリングをご覧頂いたというメールをいただきました。
「結婚継続契約指輪」と名付けられたこのリング。
stile fiorentitoですが、とてもオリジナリティーのある素敵なリングになったと思います。

実はお客様、お仕事ではアクセサリーは結婚指輪も含め、ピアスさえも何もつけられない
んだそうです。
お仕事は、「手話通訳」。
そしてこの手話ですが、日本で「言語」として認められたのは、なんと、ここ数年だそう。
東日本大震災の直後、ボランティアとして参加された後、今までの仕事を辞めて
これは自分もやらなければと、手話通訳を本格的に仕事として始められたそうです。
実は世界共通語でない手話、実際の言葉のように国でそれぞれ違うのかなと思っていたら
日本では地方だけではなく、町や村でも異なるものがあるそう。
手話に関してのお話、背景などを伺っていたら、本当に驚くことばかりで。
通訳として手話をする際は、手の動きや口の動きを読み取られる妨げにならないよう、貴金属は禁止。
その例なども伺い、実際にお客様がされる手話を拝見して、寒気がしたり、涙が出たり。
『手話は見ることば』だと言われるお客様。
言葉で話して伝える以上の臨場感も体験させていただきました。

お仕事が終われば、大好きなイエローゴールドのジュエリーをたくさんまとわれて。
素敵だなぁと、本当に思いました。
お会いするのがとても楽しみなお客様でした。


こちらはinstagramにアップしていた画像。
後ほど動画もアップしようと思います。
たくさんのおしゃれなセレクトショップのジュエリー販売会やイベントにも顔を出されている方なので、
どこかで、このリングをしたエキゾチックな素敵なお姉さまにみなさんもお会いするかもです。
楽しいお仕事でした。
ありがとうございました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 22:52 | comments(0) | - | pookmark |
ルチルクォーツのペンダントトップ

こんばんは。


昨日27日火曜日で、年内のアトリエショップの営業は終了していますが

オーダーメイドでのご来店があったり、とまだまだ仕事は続きます。

ホームページの最新情報に掲載をしていますが

12/29 ▲
12/30 ▲
12/31 ×休
1/1  ×休
1/2  ×休
1/3  ×休
1/4  ▲
1/5  年始外回り日。
1/6  年始アトリエショップ営業スタート。

×マークの所は、発送はお休み、メールは在庫確認などの返信はお休みです。
▲マークの所は、前日までのご予約にてご来店可能な日となります。
この時期だけ東京にいらっしゃる方、オーダーメイドのご相談など、ご連絡をいただけましたら店内をご覧頂けます。
info@kadomi.comまでご連絡をお願い致します。


今日は年内最後の御徒町まわりの予定を変更。工場などの仕上がり品は、着払い便にしてもらい
急遽御徒町以外の石屋さんへ行ったり。
お世話になったインド人の方とのお昼の食事会が風邪をひかれたという事で年明けに変更、
待ち合わせをしていた後輩とそのままイタリアンランチをかねて打ち合わせや近況報告をしたり。
あぁ年末だなぁと思う日々です。
明日、明後日は事務所を片付けたりする予定。
今年焼いた沢山のゴム型の整理とか。制作も合間にしたりとか。
あぁ年末ですね。
明日、1名ご来店下さる予定があるので、もし午後、中を見たい!という方がいらっしゃいましたら
ご連絡を頂けましたらと思います。
今日は、先日お納めをさせていただいたオーダーメイドのペンダントトップのご紹介です。
 

透明のクォーツ(水晶)の部分がクリアでとても綺麗なルチルクォーツ。
このペアシェイプのルチルクォーツをペンダントトップにというご依頼でした。
チェーンはバチカンを用いず、本体に通せるように。
そして側面には透かしを。
 

透かしには彫りとそれから1,1mmのAAA(トリプルA)のシトリン。
こんなに小さいのに、しっかりと色が乗っています。


同じ黄色でも、例えばサファイア、ダイヤだと、もっと強くキラーン!と輝くと思います。
たとえ1,1mmという小さな石でも。
でも、そうすると、もしかしたらこのルチルクォーツの特徴でもある細い美しい針の邪魔を
してしまうかもしれない。
そこで、このルチルの針と同じような色の石を探し、良質なシトリンにとお客様が決められました。
結果、大正解だったと思います。
 

ルチルクォーツは、こうやってSV925で制作をしても、ゴールドカラーのチェーンとの相性も
とてもいいのです。
このペンダントトップだったら、水晶がとてもクリアで美しいので、きっと黒や紺など深い色のニットの上に
ロングネックレスにしてもいいなぁ、金色の星が浮いているようにも見えそう!と思いつつ仕上げました。
気に入って頂けて良かったです。
綺麗なるルチルって、身につけるといい事がありそうな気がするのです。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 18:44 | comments(0) | - | pookmark |
erbaリングをアレンジしたオーダメイド

おはようございます。

昨晩、帰って気がついたら床で寝ていました!

ソファに座っていたはずなのに、ホットカーペットの上に落ちていました。
という事で、ブログの更新が朝になってしまいました。

本日、25日日曜日は休業とさせて頂きます。
次の営業は27日火曜日。14時〜20時です。

年内のアトリエショップは27日が最終日。
28日は終日年内最後の外回り。
29日(木)、30日(金)は、事務所で仕事はしているので、前日までにご連絡を頂けましたら
ご来店頂けます。
この時期だけ東京にいらっしゃる方など、ご連絡をいただけましたら店内をご覧頂けます。
info@kadomi.comまでご連絡をお願い致します。

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今日は、先日お納めをさせて頂いたオーダーメイドリングです。


お納めさせていただいたのはこちら。側面からの画像です。
Kadomiでは、エンゲージ、マリッジ、そしてstile fiorentino以外のオーダーメイドは、
Kadomiの商品をお買い上げ下さった事がある方、もしくは弊社の顧客様からのご紹介の方のみ。
時々こちらでも書いていますが、それは、そのお客様の服装やライフスタイル、好みが判らないから。

本来、洋服でも着物でも、「お誂え」というものは、とても贅沢な物です。
ある程度沢山の物を既にお持ちの方が、自分の好みなどを熟知されている方が、
好きなブランドやお客様と親交のある作り手に依頼をするもの。
最近簡単にオーダーメイドという言葉が出ますが、どうなのかなって思っています。
それは作る側もです。
Kadomiでは、やはりオーダーメイドは特別なものだと思っています。
メインの石だけお選び頂き、「あとは任せたわ!」というお客様も勿論いらっしゃいます。
その他、やり取りや加工の途中をご覧になりたいという方には、ご来店を頂いたり、制作途中の
画像を送ってご覧頂いたりして進めて行きます。
ご自身で石をお選びになりたいお客様には、その石の種類によっては、石屋から石を借り
弊社で共にお選び頂く事も出来ます。
全部お任せでも、そうでなくても、そこにはやはりお客様との信頼関係が大事。
大きな金額のかかるオーダーメイド、お客様には特別を沢山味わって頂きたいと思うのです。

前振りが長くなった。

今回のオーダーメイドはKadomiにいつもご来店下さるお客様からのご紹介の方でした。
綺麗なパープルの石をお預かりし、弊社のerbaリングの雰囲気で進めて行く事になりました。


こちらです。側面にギザギザと透かしが入っています。メインの石の周りには、ぐるっとメレーが。
このリングに使用した石の大きさより、お預かりした石のサイズが大きかった事から、色々と試行錯誤。
腕部分に彫りを入れない、メインの周りにはグリーンの石、K10YGで制作をする事が決まり、
少しずつ制作をさせていただきました。

 

石枠を作ってみると、やはり予想より大分面積が出ました。
この時点で、縦位置をご希望されていたお客様、横位置もご提案出来ると思い、ご覧頂きました。
デザイン的に石枠が箱のようになるので、この状態ですと第1関節までリングが来ます。
横向きの方が指に収まりがいいのではという事になり、横位置で進めて行きます。


透かしのギザギザを、葉に変更、葉をぐるっと1周するデザインに。
透かしを多く入れる事で重さも軽減されます。
この状態でK10にするべくゴム型を取りました。
K10にしてから組立て、細かい細工を詰めて行きました。


石を留めてみると、お預かりした石のとても深みのある青みがかったパープルがより引き立ちました!
K10の優しいイエローがとても石を引き立てています。
周りには、グリーンガーネットを35石配しています。


側面にはその、グリーンガーネットの緑を思わせる葉の連続の透かし。
ヘアーラインの彫りの上に蔦や葉っぱも彫り入れて行きました。


石枠に対して腕は細いデザインですので、補強もかねて2枚の葉っぱを沿わせて。


その葉っぱから透かしや彫りがスタートし、左右から石枠を支えるデザインになりました。
元のerbaリングとは全く異なった表情!でも、お預かりした石にはピッタリ合ったのではないかなと
思います。
気に入って頂けて良かったです!
ここまで大振りのリングを、K10で加工をしたのは初めてでしたが、地金の色が優しくて
私もとても気に入りました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:30 | comments(0) | - | pookmark |
サファイアトラピのお守りリング

こんにちは。
朝から御徒町をまわって一度自宅に戻ってきました。

今日は夜、異業種交流の忘年会なのです。

ドイツ語の通訳でお世話になっている、時には私のイベントにも立って下さり、

時にはお客様でもあり…。

そんな方が主催の会。

着物で参戦しようかと。

 



明日からまた毎日、アトリエショップを営業しています。

 

20日   火曜日 14:00〜20:00
21日   水曜日 15:00〜20:00
22日   木曜日 16:00〜20:00
23日(祝)金曜日 13:00〜19:00
24日   土曜日 12:00〜20:00
25日   日曜日(前日までにお気軽にご予約下さい)
27日   火曜日 14:00〜20:00予定

 


★月曜日は外回りのためお休みをいただきます。
★開始時間が曜日により異なります。閉店時間は日曜日と祝日が19時、それ以外は20時です。

★25日 日曜日は、前日までにご来店のご連絡をいただきましたら、オープンします。

 前日夜にこのブログ、フェイスブック他SNSで、営業か、そうでないかを告知をします。
★毎日営業している12月ですが、オーダーメイドのご相談は、事前にご予約をお願い致します。

 


今朝、主人が6時に朝の準備をしていた時

「あれ?早いね、自転車行くの?」

「え?会社だよ?」

「日曜日もあるのか。12月だもんね」

「月曜日だよ?」

…という会話がありました。

毎日20時に店を閉め、片付けをしたり残業して帰るという日々を過ごしていると、曜日の感覚が

おかしくなりますね。
歳ですかね。

 


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今日ご紹介するのは、今月頭にお納めをさせていただいた、サファイアのトラピッチェでの
オーダーメイドリング。
 
 

こちらです。向きで一段と輝く星。

 



ちょっとセピア色に加工をしてあるこちらの画像。
9月頭にinstagramでアップしていた画像です。
この石、パープルのサファイア。それも、トラピッチェ。
ここまでのクオリティーのもの、私は見た事がありません。

透明度も部分的にあるし、放射状に伸びた線がまるでタイチンルチルのように力強い。

 

サファイアのトラピは、弊社でもUNICOリングに加工をしたりしますが、不透明な石がほとんど。

シルバーカラーや青系に白い線が走っている物が多いのです。

それらも希少石ですが、サファイアトラピは、エメラルドのトラピッチェのように、
場合によっては元の宝石より高額で取引をされる類いのものでは無かったのです。

 

私がこの石に出会ったのは今年の9月頭。

宝飾展でこの石を見て一目惚れし、この石以外他のものが全く目に入らなかった。固まった。
高いと思ったし、でも手に入れるならこの石以外には考えられない…。

この日、デザビレの1つ上の同業の方に
「かどみちゃん、石屋の前で固まって動かなかったから声もかけずそっとしておいた!」
とfacebookにコメント頂いた位。

必要な物さえ見る気も起きず、この石だけではなく他にも何も買わず、何も仕入れず会場を後にしようかと。
あまりに高かったし。どのくらいの価格かというと、軽くその日の仕入れの予算総額くらい。

インドへ仕入れに行くことも決めた後だったから、この日あまりお金を使いたくないとも思っていた。

石屋さんは、タイで石屋をされている方。昨年バンコクでもお世話になっている方でした。

 

他の石屋さんも「何この石。トラピ?見た事が無いよ。こんなに綺麗なサファイアトラピ」と。

欲しい。でも。今この石を買ったら…。

「もし、この石が運命だったら。きっと残っているはずだから、インドの帰りにタイへ寄るから

その時に買おうと思っている」

と、そのまま石屋さんに伝えると(正式には言葉が出来ないので伝えてもらった)、

「石を君に預けるよ。この石は多分君のところへ行くと思っていた。

支払いはタイで。インドからの帰りでいいよ。」

なんと石を無償で1か月預かることになった。


宝飾展の帰りの電車の中で、画像をSNSにアップして、すぐにお問い合わせをいただいた。

顧客様からだった。お支払いをする前に、なんと即、石の行き先が決まった。

石屋さんにメールするととても喜んでくれた!

 

制作をするにあたり、お客様からは、代々飼っている柴犬ちゃん4匹の写真が届いた。
それぞれのワンちゃんの特徴や思い出、何歳生きたのかなどのお手紙も添えられていた。
ワンちゃんの名前の彫を入れてほしいと。あとその犬のイメージカラー4色。4石をどこかに。
このトラピッチェだったら、多分私はホワイトゴールドで制作したと思う。
でもお客様はイエローがいいと。

 

幾度もやり取りをさせていただいたり、一度実際にお話したりして、案を詰めていくうちに、気づいた。
あぁ、そうか。これはリングのようでいてお守りだと。
バランスやデザインよりまずはそれを優先で進める事にしました。



はじめの2匹は子犬から飼って、子犬から飼う楽しみは十分いただいたからと、

それからはかわいそうな境遇の成犬を引き取り飼うようになったことなどを伺った。

柴犬は噛み癖がある子もいるだろうにと、過去に柴の雑種を多頭飼いしていたので思い出した。


ご家族を見送った辛かった時に、そっと寄り添ってくれた子(ワンちゃん)の話。
私も犬loveなので、お話を聞いて思わず涙した。

でもなぜ、この石がいいと思われたのか。
何となく…。石の模様が柴犬のむき出しのお尻に似ているなぁ…。
あぁ!!確かにあの愛らしい柴犬のお尻だ!!

間違っても、私を信頼して石を預けてくれた石屋さんには言えない。

(自分の英語で、上記や背景も含めてちゃんと伝えられる気がしない。

伝わったらきっと満面の笑顔になるそんな素敵な石屋さんですが)

 

ホワイトではなくイエローゴールドを選ばれたのも、色がお好きというだけではなく、

柴の犬の毛色なのかな。とか。
加工机の前にワンちゃんの写真や手紙を置き読みながら、彫を入れていきました。
石枠も、優をカーブの多い優し気な唐草にして、梅、菊、米(稲)と名前からの模様を彫り込みました。

 



石枠から石を留めた覆輪の上まで4種の彫りが入っています。


4つの石はサファイアで統一。
ブルー、レッド、ピンク、そしてホワイトを。4匹はいつもお客様の側に居ます。


カッコいいリングになったかなと思います。
イエローで囲った事で石のパープルの輝きが一段と!


指にしたサイズ感はこんなかんじです。
石屋さんと最近またお会いして、あの石は不思議だったねと。
パキスタン産の珍しいサファイアが手に入ったと、9月の日本の宝飾展へ行く前に仕入れた。
初日の朝一に私が来た。あ、多分Kadomiの所にこの石は行くんだろうなと思っていた通りになったと。
だから、初日の朝一に私に預けたと。
会期中に他の業者やブランドが仕入れにくる可能性が大きいのに、です。
そして、その日のうちに画像をSNSにアップ、お客様が見つけて下さった。
石は最初からお客様の所に行く事がきっと決まっていた。
パキスタンから誰かの手へ、そしてバンコクの彼、私とただ通過して行っただけ。
「通過して行っただけだったから、あなたのつけた金額そのままをお支払い頂いたんだよ」と
彼に伝えました。私一人では仕入れを決められなかったもん。あの石、高かったもんね、と彼も。
私が子供の時飼っていた柴雑種達は、散歩の時、クールな顔をして先に歩いて行くので
むき出しのお尻がよく見えました。
たまに、ちらっとこちらを振り返って、また前を見てぐんぐん歩いていく。
石屋さんには言えませんが、あの前を進んで歩いていく犬のお尻に、やはり何となくあのトラピは似ていて
勇気をくれる気がします。
 
今お客様の元に居るのは、ホワイトサファイアのわんこ。
お迎えしてから、まだ約1年だそう。今後どんな色になっていくのかな。
私が手がけさせていただいたリングは、お守りにちゃんとなったのかな。
そう思いつつお納めを。


お客様から歴代のリング達との画像が送られてきました。
私の私物リングとの兄弟石でもあるエメラルドのトラピも見えます!
いつも応援して下さり、本当にありがとうございます。
気に入って頂けてよかった!

 

 

 

| admin | オーダーメイドジュエリー | 15:00 | comments(0) | - | pookmark |
グリーントルマリンの記念リング

おはようございます。

今朝洗濯をしようと思ったら、洗濯洗剤が全くの空でした。

補充をしようと思ったらストックも無い。

私が今週火曜日から毎日20時まで店を開けているので、確か仕事着を洗うとかで

2回程洗濯機をまわすと言っていた…。

…。

せっかく早く起きたのに。
という朝です。
 
ブログをアップしたら出社して、昨晩閉店後に1度塗りした奥の壁のペンキの仕上げ塗りをして
開店13時まで換気をしようかな。
今週火曜日から毎日アトリエショップをオープンしています。本日以降の12月の営業は
 

16日 金曜日 13:00〜20:00
17日 土曜日 12:00〜20:00
18日 日曜日 13:00〜19:00
20日 火曜日 14:00〜20:00
21日 水曜日 15:00〜20:00
22日 木曜日 16:00〜20:00
23日(祝)金曜日 13:00〜19:00
24日 土曜日 12:00〜20:00
25日 日曜日(前日までにお気軽にご予約下さい)
27日 火曜日 14:00〜20:00予定
12日、19日、26日月曜日は外回りのためお休みをいただきます。

開始時間が曜日により異なります。閉店時間は日曜日と祝日が19時、それ以外は20時です。
オーダーメイドのご相談のみ、事前にご予約をお願い致します。

 


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今日は、10月半ばにお納めをさせて頂いたリングのご紹介です。



こちらのグリーントルマリン。
実は、仕入れたのはもうだいぶ前でした。
このブルーグリーンカラーのトルマリンがとても好きで、以前も仕入れた石をオーダーメイドで
リングにさせて頂いていました。
確か、6年くらい前なのですが、その際、この色味のトルマリンが高騰してくるよ、と石屋さんに
教えて頂いて。
ちょうど、ピンクトルマリンの濃い色、「ルベライト」に分類されるピンクが高騰しているのと同じように
このグリーンも高くなってしまうのか…。
石屋さんから特別にと見せて頂いた、昔のブラジル産トルマリンストックの中から、仕入れておいたルース。
最近またこの色の石はあるのかと聞きに行ったら、もうほとんど手放されたと聞いた。
この石はよく見ると、グリーンからブルーグリーンまでグラデーションになっている。
何を手がけよう。でも、オーダーメイドでお客様が選ばれてからの方がいいのかな。
それともKadomiのリングにしてしまおうかな。
そう思ってずっと手がけずに居た石でした。

はじめはオレンジ色の石、ガーネットでリングを希望されていたお客様が
この石でリングをと希望されたのは、夏の終わり頃でした。
 

アガットクラッシックでコラボを2シーズンさせていただいた際のリングを、とても気に入って
下さっていたお客様。指もほっそりとされていて、華奢なリングがとても映える手をされていました。
今回お選び頂いたこのトルマリン。お客様にとっては初めてのサイズ感だということで、
せめて重さを軽減するべく、側面に透かしを入れて行きました。
 
地金はK18ピンク。イエローも素敵だと思いますが、石のブルーグリーンとこのK18Pの相性は抜群。
私もこの石なら絶対にピンクだと密かに思っていたのです。


側面には葉を2枚。葉の間には若葉色のダイヤモンドを留めています。
お客様の20年勤続記念にご注文頂いた記念のリング。
お名前から1字とって、その植物の彫りを全体に入れて行きました。


この画像はinstagramにもアップしていたもの。
アップした後、お問い合わせを多数頂いておりましたが、こちらはオーダーメイドでお納め済みです。
今画像で見ても、石の色味にドキドキします。
ストックからこの石を分けて下さった石屋さんに、再びこの画像をお見せして
「この色のトルマリン無いですかね」と聞くと、凄い値段が…!
高騰するって言っていたもんね。
またいい出会いがあったら、仕入れたいと思う美しい色の石でした。
制作していて仕上がりが楽しみなリングでした。
 
〜〜〜〜〜〜


街はもうクリスマス。こちらは先週日曜日に前を通った吉祥寺のLLBeanの前の巨大ツリー。
なんと、トートバックが飾りとして使われているのです!


そして。こちらはラ・フランス スノーマン。かき氷です。
季節感全く無し。
やっぱり10日に1度くらいは食べてしまうのです。かき氷。
最近通年で食べられる所も増えてきましたね。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:30 | comments(0) | - | pookmark |
ラブラドライトのオーダーメイドリバーシブル 後半

おはようございます。

今日から毎日アトリエショップオープンとなります。

宜しくお願い致します。

 

ブログは昨日の続きです。
 

 


昨日と逆側の留めも終えた所です。
周りはぐるっと青系の石。
当初、古美仕上げにしようと思っていたこちらのトップ。
昨日ご紹介した面は、あまり古美は合いません。
こちらの青系も古美にしたら、きっとお掃除が大変そうだ。
これは、メッキかけた方がいいだろうなと思い、ご相談。
ロジウムメッキをかける事に。
そこで。問題。
石の鑑別が全て、取れていません。
ラブラドやブルームーンストーンは見て判る。
裏の改めて購入したサファイアやスピネルも問題ないし、ダイヤと思われる石も
こちらの面の淡いブルーのメレーも、アクアマリンであってもトパーズであっても問題は無い。
メッキに耐えられるのか判らない石が5石ありました。
お客様から伺っていた石の名前が合っていれば、不安は1石のみ。
一番右上のティファニーブルーのような石、スミソナイト。
私はスミソナイト自体を使用した事がありません。調べてみると、とても柔らかい石。
同じ系統の石では、メッキはだめな物が多く、でもこのスミソナイト自体、メッキが不可と書いてある
ものはネットでは私には見つけられませんでした。
書籍でも比較的新しい石なのか、私が使用して来た石の図鑑では載っていない。
大きな本屋で見てみるも、見当たらない。
困った。
石屋さん数件に相談するも、「スミソナイトは大きな塊で持っている」所が1カ所。でも
研磨はまだしないと。
扱いがある店はぐんと減り数社。留めた枠を見せると、
「これスミソナイト?色はそうだけれども、カット石を見た事が無いよ。
一般的には扱い上、カボッションカットに研磨されるはずだよ。
カボッションのスミソナイトの商品はあると思う。
カット石でこんなに小さいのは見た事無いね。よく覆輪で留めたよね。」と。
メッキ屋さん2カ所に持って行くも、両方とも、スミソナイトは判らないと。聞いた事が無いとも。
お客様はネットで購入をされたそう。カット石に研磨されたスミソナイトが宝飾向きなのかも
私には判らないまま。
もし。メッキで石に負荷がかかり割れた場合は、同じ石、探せない場合は、似た色の石を
弊社負担で留めます。とはお伝えしていたけれど、スミソナイトは間違いなく探せない。
だって、無いから。
さてどうしよう。一か八か。
メッキをかけてみました。


うぅ。。。メッキ工場も、あ、だめだったみたいです、と。
一番上の明るいブルーの石。楕円石の上。白く曇っています。
ミルフィーユ状に割れていました。カルサイト系の割れ方です。
お客様に謝罪のご連絡をし、似た色のシーブルーカルセドニーを留めさせて頂きました。


どうにか。石の種類は変わってしまいましたが、色は似た雰囲気です。

 

無事、完成となりました。
画像だと全体の雰囲気が判りませんよね。
instagramで10月23日に動画をアップしています。
このページに飛んで頂くと、登録されていない方でもKadomijewelryのページを見る事が出来ます。
側面も含め、動画でぐるっと見ると、あぁ、よかった、完成した!!と。

 
オーダーメイドをされる上で、是非気をつけて頂きたい事。
お客様からお預かりした石は、基本は簡易鑑別(有料。大体800円〜)に出させて頂きます。
料金はお客様ご負担です。鑑別機関からの領収書もお渡し致します。
800円〜となっているのは、例えば検査がより必要になる場合は、追加となるためです。
何故鑑別に出すかというと、加工前に石の特徴を知り、加工をする上で石にかかる
負荷を出来るだけ避けたいから。
偽物か、本物かという事ではないのです。
 
ロジウムメッキだけではなく、石によってはこの留めは向き、不向きがありますし、
表面からオイルをしみ込ませてある石は、超音波洗浄機にかける事さえ避けなければならないのです。
加工する際に固定する物を外す際に使用する薬品も変えなければなりません。
簡易鑑別では、例えば6年前にインドで仕入れて来た大きさの割りに安かったルビーが
「このルビーは天然ですが、鉛をしみ込ませて発色を良くしていますよ」という事が判りました。
簡単な所では、オニキスだと思っていた物が、ブラックスピネルだったりガラスだったり。
結果では、その石に合った加工の仕方やデザインに変わるかもしれない。

最近は石がお好きでネットなどで購入をされて持ち込まれる方も増えています。
その石をいつか、オーダーメイドなどで製品(リングやペンダントなどアイテム)にと
思われている場合は、是非、購入先の名前、日本内のミネラルショウなどで海外の方からだった場合は
その納品書、控えも石とともに保管して下さい。
お客様が書き換えて袋に入れて石とともに、ではなく、購入先の控えや納品書です。
そうされると、内容によって異なりますが、詳細があるものは鑑別に出さず済み、加工をする側も安心です。
 
希望を叶えるためには、私たち制作する側の技術や努力だけでは無理な場合もあります。
鑑別を嫌がられる方もいらっしゃいますが、オーダーメイドは高額です。
是非、お客様側にもご協力をいただいて、希望のアイテムを一緒に形作れるようにして
行きたいと思っています。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:19 | comments(0) | - | pookmark |
ラブラドライトのオーダーメイドリバーシブル 前半

おはようございます。

いいお天気の朝ですね!

明日13日火曜日から24日土曜日まで、月曜日の週頭の外回りや諸々のためお休みをいただきますが

月曜日以外は毎日アトリエショップを営業して行きます。(1つ前のブログをご覧下さい)
暖かくして、コツコツ制作をしながら皆様のお越しをお待ちしております。

昨日までお取り扱いを頂いておりました滋賀県のミホミュージアムからも、商品が戻って、
より沢山の商品を陳列できると思います。
宜しくお願い致します。

さてブログはオーダーメイドで手がけさせて頂いたアイテムのご紹介を進めていきます。
今回は、オーダーメイドをする上で加工の様子や、出来る限りお客様のご希望に沿えるよう
に加工させて頂く側、お客様にもご協力いただきたい注意点も含めて。
一緒にご覧頂きたく、まずは前半。
 
こちらのオーダーメイドは、弊社の商品で人気のある「リバーシブル」でのご依頼でした。


夏に弊社の商品として制作をしたこちらをイメージされてのご依頼。

リバーシブルの加工をする場合は、メインの石が両表に使用出来るような色や状態のものを使用します。
そして、そのメインの石に合わせて、デザインを起こして行きます。
デザインを起こしたら、中心の石に合わせて周りの石を購入して行きます。
中心の石に合わせて、というのは、色や形、グレードまで全てです。
そうすることで、両表のデザインであっても、全体の統一感が出るためです。

今回のオーダーメイドの場合、全て「石がありき」でした。
中心石はお客様のお持ちのラブラドライトでしたが、周りに使用されたい石もお客様の持ち物でした。
石がお好きな方で、可能であれば、今まで集められたストックから全て使用をというご依頼。

イラストも頂きましたが、お預かりした石たちでは、飾りに使用する石が大きすぎて使用は不可能でした。
石は、ネットや石屋さんで購入をされているのですが、鑑別は無し。
ムーンストーンやラブラドライトのように、一見して石名が判る石もありますが
トリートがしてあったりオイルが入っている物かどうかは判りません。
石の数が多いですし、3mm以下の石も多く、全ての石をソーティング(有料で鑑別機関に出す)
する訳にも行きません。
 
ジュエリー制作者の方なら判ると思いますが、その状態でオーダーを受ける危険。
お預かりした石の中には、始めて聞く名前の石も。でもサイズはメレー。きっと、何かあっても
探せるはず。弁償出来るはず。と、このときは思いました。
 
お客様ともお打ち合わせさせていただき、ご理解を頂き、加工をお受けする事にしました。
私に制作を依頼したいとずっと思っていて下さった事に、心が動かされました。
有り難いこと。出来る限り希望に添えるようにしよう、と。
 
周りに使用したい石の配置も雰囲気も、既に決められていたお客様。
画像のやり取りを含め、石の場所や個数、可能か不可能かも含めて、幾度もやり取りをさせて頂き
進めて行きました。
彫金は、加工をする上で色々な制約があります。技術的な事ではなくて、不可能な事が多々あるのです。
 

1つの面は、お客様からお預かりした青い石たちでぐるっとラブラドライトを囲む。
もう片面は桜や水流などのイメージで。
お客様の希望はしっかりと決まっていました。

正直、これは全く異なる2つのペンダントンした方がいい…。1つのペンダントに盛り込むのは
美しくならないと思いました。
なぜなら、例えばこの大きな石をランダムに並べた右側の出っ張りは、後ろから見えてしまう。
こういった感じで、表と裏、それぞれの形にする上での「裏方」の様子が、もう片面にも出てしまう
場所が他にも出てくる可能性があるから。
そして、使用する石の色合いも何もかも表裏で異なる。質も違う。凄くいい綺麗な石と、そうでない石。
統一感を持たせられない。
バラバラな感じ、散漫な感じになってしまう。
どうしよう。
どうしよう。
手がけ始めるまでは、正直どうしたものかと思っていました。

バラバラに、散漫な感じにならないように。
裏方の仕事がもう片面に出た時にデザインとなるように。
これをとにかく注意して、手探りで加工を進めて行きました。


この状態では、完全に裏方の仕事がこちらの面に出ていますよね。
ラブラドライトの裏側は、正面からは青があまり出ませんでした。
それも相まって、「裏」感が出てしまいます。
こちらも表。使用する石のグレードはこちらの方がうんと高いのだから。
お客様が表に出したいと言われていた少し虹色に光る部分、ここが出るように、少しずつ穴を広げて行きます。
 

油性ペンで板に直に絵を描きながら進めて行きます。
枠を多めに取ったのは、石の欠けや難をカバーし、ペンダントの完成度を上げるためです。
ここは彫りで。

ここで、バチカン部分の変更依頼が。
バチカンもラブラドライトを2つ置き、リバーシブルに。
弊社の魚のリバーシブルのようにです。
お客様から、想像していたより少し小さい石が2つ届きました。小さいかも…。
チェーンを入れるには…と考え、メイン枠ギリギリに、石を少し大きく見えるよう、
スペースを少しでも作れるように、厚みを持たせた覆輪を2つ付けました。
 

ラブラドライトのカボッション面から、こちらの面へより傾斜をつけてバチカンの隙間を広げ。
どうにか、組立てが完成。側面から彫り進めて行きます。
 

側面も、お客様からお預かりした石を配して。


こちらは、なんと非加熱のピンクダイヤモンドが25石使われているのです。
濃いピンクはサファイアやスピネル。
さすがに、この桜にピンク色の石3mmサイズをお預かりしていましたが、大きすぎたため
新たに石の購入希望を。
この非加熱ピンクダイヤを活かすめ、石屋に共に出向き、お客様ご自身にお選び頂き
購入して頂いた石を使用。
 

バチカンのラブラドライトを留めて、こちら側は完成。
メインの石を置いて見ている所。
これくらい傾斜を付けると濃い青が出現します。
後編につづく。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:32 | comments(0) | - | pookmark |
赤いダイヤのイヤリング

おはようございます。

いいお天気だ。今日は家の事をしたり、ゆっくりお休みを取ります。

なぜなら、来週火曜日からアトリエショップを月曜日以外は毎日オープンするからです!
 

13日   火曜日 14:00〜20:00
14日   水曜日 15:00〜20:00
15日   木曜日 16:00〜20:00
16日   金曜日 13:00〜20:00
17日   土曜日 12:00〜20:00
18日   日曜日 13:00〜19:00
20日   火曜日 14:00〜20:00
21日   水曜日 15:00〜20:00
22日   木曜日 16:00〜20:00
23日(祝)金曜日 13:00〜19:00
24日   土曜日 12:00〜20:00
25日   日曜日(前日までにお気軽にご予約下さい)
27日   火曜日 14:00〜20:00予定

12日、19日、26日月曜日は外回りのためお休みをいただきます。


開始時間が曜日により異なります。閉店時間は日曜日と祝日が19時、それ以外は20時です。

開けていても静かな店内…。黙々と加工をしていますが、いつでも中断出来る仕事のみしてます。
安心してお越し頂けましたら!
オーダーメイドのご相談だけは、事前にご予約をお願い致します。

〜〜〜〜〜〜

先週火曜日。イヤリングのお納めがありました。
吉祥寺のプリミバチという素敵なイタリアンのレストランにランチにご招待をいただき、
行ってきました!
火曜日はアトリエショップもあったので、どうしようかなと思ったのですが
こういう時に着ないでいつ着るの!?と朝急いで準備をし、着物を着ました。


着替えを事務所に置き、ランチへ。
この日の着物は、実際はもっと深いワインレッドのお召しです。
アンティークです。振りがとても長く、70cm以上あると思います。軽く、中振袖です。
金糸で織り込まれているのは、なんと栗。栗だけにクリスマス!!(すみません…)
でもクリスマスっぽい柄ですよね!
帯は、インドサリーを帯に仕立て直したもの。外国布は着物との相性がいいのです。
このインドサリーはオーガンジー系の素材。ゴールドです。
この着物の組み合わせを選んだのは、お客様が外国布の着物や帯を見てみたい、と言われていたのと、
あと、納品をさせて頂いたアイテムに色が似ているかなと。


前に、こちらのリングをお買い上げ下さったお客様。弊社にあったペンダント2つのダイヤが
同じ結晶から研磨された物なんですよ、とお伝えすると、イヤリングにして欲しいと。
お手持ちのリングからダイヤを外し、下に3石ずつ配してイヤリングにさせていただきました。


こちらです。赤系のダイヤはそれぞれ形も大きさも異なるので、下に配したダイヤもそれぞれランダムに。
とても存在感のあるイヤリングです!
赤いダイヤがそれぞれ1,2アップと、1,6ctアップ。
お預かりしたダイヤを含めると、片耳で2カラット越え。両耳で5ct近く。
キラキラしてとても素敵でした!


金具は、大きな南洋真珠用のしっかりとしたイヤリングパーツを。バネとネジで着け心地も最高です!
シリコンも大きめを着けさせて頂きました。
気に入って頂けて私も嬉しかったです。
お食事も、お昼から一足早いクリスマスクリスマス

リングは、昨年制作をして最初のデパートのイベントで気に入って下さったのですが、
今回イヤリングになった石は、実はリングより4年前にペンダント2本に加工をして
2k540時代から店頭にありました。
みなさん手に取られるのですが、なかなか動かなかった。
それが、リングを求め頂いた同じ方の所へ、同じ塊から切り出された3つのダイヤが揃うという。
私は加工したり扱う側として、石のパワーとかそういうのはあまり深入りしないようにしているのですが
不思議な事だな、こういう事はあるのだなという場面に時々遭遇するのです。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 11:20 | comments(0) | - | pookmark |
パルラーティのカメオのブローチ

おはようございます。

東京は清々しい朝です。
 

今週末は、色々な所でイベントが行われていますね!

私は昨日オープンを13時からにさせて頂き、ずっと行きたかった毎月第1土日に行われている

イベントへ。朝から青山で行われていたイベントをぐるっと急ぎ足で見てきました。

その事はまた改めて。

 


オーダーメイドで手がけさせて頂いた商品の画像のご紹介が、インドへ行く直前の分から

あるので、1つずつご紹介をして行きたいと思います。

 


今日は、パルラーティのカメオのブローチです。

 



こちらのカメオ。素材はコンクの母貝です。
コンクパールと呼ばれる美しい高級な素材がありますが、その、母貝です。
ピンクと白が美しく、カメオとして加工された物が人気です。
イタリアの彫刻家として、アーティストとして、イタリアだけではなく世界的に有名な
巨匠、カルロ・パルラーティ。
彼の作品はそれは高額で取引をされますが、そのお嬢さんのパトリシア・パルラーティさんの
カメオも人気があり、高価格で取引されている彫刻の1人です。

こちらは、パトリシアさんの手がけたカメオ。
南イタリアの女性の強い横顔と豊かな髪。とても美しいカメオです。

パルラーティ家のカメオの特徴として、もう、そのカメオだけで完成されてしまうという。
ブローチや装飾品として加工をしづらい程の完成度と、また別の意味で加工のしづらい彫刻。
厚みや爪をかける場所が限られているのです。

お客様と最初にお話をさせて頂いた時点では、髪部分に連続して同じようなレリーフを入れて…
でも、いざ手がける段階になると、カメオ自体の重さと厚み、そして固定方法で悩みました。
正面から見た時に、地金はあまり見えないようにセットをすると言う方向で
進めて行く事になりました。
 

裏には彼女の彫刻の証明でもあるサイン。
もちろん、彫刻の特徴ですぐに彼女の物と判ります。
今回、加工をするに当たって、ブローチ金具やその他設置のため、裏を覆う事になりました。
カメオ自体にこんなに重さが無かったら、厚みが薄かったら。もしかしたら全てをK18などで
覆う加工にすれば。
裏を開けておく事も可能だったかもしれないのですが。
今回は蓋をします。


裏側です。バネ式のダブルピンを。K18、K14のものです。留め具はテッポウを使用しています。
金具の下には、重さでブローチが倒れないような工夫も。


髪ギリギリまでをSV925で受け皿のようにし、そこにK18YGの爪を這わせるという方法で
強度を。今回は本当に試行錯誤な加工でした。


髪の上部分も厚みがある反面、顔は薄くて繊細。顔側には地金を這わせたくない。
留め終わるまでも緊張が抜けなかった加工でした。


こちらの画像は9月の半ば頃instagramにアップしていたものです。

このカメオを仕入れたのは確か2010頃だったか、11年だったか。

今では、カメオを仕入れる前に、どんなに気に入ったデザインであっても、貝の状態や
製品にする際に可能かそうでないのかをかなり吟味をして仕入れています。
ここ2年くらいは、特に製品にする際のポイントである爪の位置、カメオ自体の厚みなどを
最優先に購入する事がほとんどです。

カメオ彫刻家が、ここに爪を置いてもらって、と考えてくぼみを入れている場所も、
彫金で枠を作る側にとっては、いやいや、無いよ、無い無い。という物もあるし、
そういう「製品として身につける」を全く無視をされるカメオ彫刻家も居ます。
となると、手がける側が、お客様に紹介をする側である私たちがそれを見極めないといけない。
でもたまに、それでも手に入れてしまう魅力的なカメオがある。
パルラーティのカメオもそのカテゴリー。
これを仕入れた当時、「行けるよ、加工出来るよ!」と笑顔で話すイタリア人業者に乗せられ(笑)
よし、行くしか無い、と思って仕入れたこちら。
彼女のカメオはそういう、厚みがあり重さもある製品にしづらいカメオが時々あります。
それを判っていて手に入れたカメオが2つ。そのうちの1つがこちらでした。
判ってはいたけれど、想像以上でした。
身につけられるように出来て良かった。お客様に喜んで頂けたのが本当に何より安心しました。

そして制作をして久しぶりに画像を見て思うのは、この地中海のラテン系の女性の横顔の
カメオは、やっぱり豊かで美しいなぁと。
もし、また同じようなものを見たら手に入れてしまうと思う。そんなカメオなのでした。
ありがとうございました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:47 | comments(0) | - | pookmark |
マハラジャのようなバングル その2

雨ですね。

昨日洗濯機をまわしておいて良かった…。と思う朝。

今朝も朝からパソコンに向かっています。

今日は日曜日でアトリエショップはお休みですが、出社。
DM撮影や商品の画像撮影や荷物の発送準備をしに、少し遅めに出社です。
9月は気がつけば、全く休んでいなかったので、明日は出社をせず、DM制作を自宅で。
DMは私が一人で出来ないので(勉強したいのですがなんせ時間が無い)
旦那に依頼して、横で殿様のように指示を出しながらやってもらっています。
Macの動きがいよいよ怪しいので、次に新調したら、いや、今年中に本を買って。
でもその前に、サイトの更新もコツコツしたいし…と。
イラストレーターをさわるのはいつも後回しなのです。
申し訳ない。
 
先日ホームページ、そして2つ前のブログでも掲載を致しましたが、

今月は20日  (火)  14:00〜19:00 営業 以降の9月末のアトリエショップはお休みをいただきます。

10月は4日火曜日より平常営業となります。
迷っていたのですが、今しかない、と、6年振りにインドへ行ってきます。

今後は定期的に通うようになるんだと思います。

インドでは、ジャイプールで後輩と現地集合。研磨先や工場など見学予定です。

さてどうなる事やら。

10月1日には帰国しますので、その後は10月末の東武さんのイベントが始まるまで

制作制作の日々とします。

シャイプール、バンコク出張の日々はiPhoneからブログにもアップして行きます!

パソコンは持って行かないと思うので、旅日記は帰国後にあげて行こうかなと思います。

 


〜〜〜〜〜〜〜

 


先日のバングルの続き、9月9日のブログの続きです。

 

http://blog.kadomi.com/?day=20160909
 

 


こちらが、完成の図です。
中心から、スターサファイア。かなりの大きさです。
そして側面にはサファイア、翡翠のカボッション…と石が配置されています。
UNICOリングの雰囲気で、ガッツリと彫ったバングルが完成しました。


石の高さがそれぞれ異なったので、高さを合わせるべくセットした事、でも重さは出来るだけ
落したかったので、裏に地金を貼ったりはしていません。
裏側から石座が見えますね。
翡翠とサファイアの組み合わせ、素敵です。
お客様が石を並べた画像を送って下さり、出来るだけそれに合わせて加工をして行きました。


こちらは、磨き上げてまだ洗浄をする前。
黒く見えると思います。
実は、お客様は、バングルの仕上がりについては、古美仕上げをご希望されていました。
彫りを入れる商品の場合、この磨き上げの状態で、ある程度の古美仕上げに加工をした
予想が出来るので、その状態でもかっこ良くなるように彫り進めて行くのですが、
白い状態も綺麗だな…。
今すぐ古美にしてしまうのは、何だか勿体ないな…。


動画でも様々な角度で撮ってみます。
黒くなってもカッコいい。でも、白い状態も素敵。
銀の彫りたての無垢の色って、その時だけの色なんです。
しばらくすると、少しずつ色は変わってきます。
ですので、しばらくはこの状態を楽しんで頂いて、だんだん黒くなって味が出て来たとき。
1 もう1度洗浄液に付けて、彫り立てではないまた違った白を楽しんでも。
2 古美仕上げにしても。
3 もちろんそのままでも。
お選び頂いてはどうかなと思い、ご提案をさせて頂きました。


照明の加減で影がより出ていますが、彫りたての色でお納めしました。


到着のご連絡をいただき、画像をいただきました。
どんな風にお客様のバングルになって行くのかな。
次にお会いする時がまたとても楽しみであります!

お客様がこの石を手に入れられた経緯や、背景のお話が本当に素敵で。
以前もお預かりした石で加工をさせて頂いているのですが、
オーダーメイドのお仕事の醍醐味と言いますか、そのお話を伺いながら、
時にはその国の背景や歴史をネットで検索して、そんな事があったんだな…と。
思ったり考えたり悩んだりしながら、なら彫りをこうしようとか。
希望を願って植物をいっぱい入れようとか。
そんな風に制作をしたりします。
なかなか個人の商品としては手がけられないような大きなオーダーメイド。
手がけさせて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:55 | comments(0) | - | pookmark |
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