作家のひとりごと

ジュエリー Kadomi 内藤圭美のブログです。
ハートの翡翠のピンキーリング

おはようございます。

昨晩中にブログをアップしようと思っていたのですが朝になりました。

本日は14時〜20時までアトリエショップ営業日です。

昨日は突然の雨と雷に驚きました。
外まわりを終え吉祥寺に戻ると、雷が鳴りつつ雨が降り始めたところ。
小走りで事務所に戻りつつ春だな、と思いました。
イベント中にお受けしたサイズ直しやカスタムオーダーはそれぞれ進めております。
来週中、遅くとも再来週の頭には全ての方のものが終えられそうです。
今日ご紹介するのは、2月のドイツ買い付け前にお納めさせて頂いた
ハート形の翡翠を用いたピンキーリングです。
 

昨日インスタにもアップしていたこちら。
淡いアップルグリーンのようなさわやか色、そして横にふっくらとしたハートで且つカボッションカット
の翡翠を見つけたのは日本の石屋さんでした。
ちょっと価格もお高めな翡翠でしたが、一目惚れし迷わず買い付けたのは2、3年前だったと思います。
翡翠でこのようなカボッションカットのハートは珍しく、いつか自分のリングにしてしまおうかな!と
密かに企んでいた程気に入っていた石でした。
 
お客様とのお話がとても楽しく、ジュエリー話に花が咲き、グリーン系の石の話に。
ハート形は大きさのあるクリソプレイズも持っていて、両方をお客様にご覧頂くと
「これでピンキーがいいな!」と翡翠に決定。
どんなピンキーになるのか、お客様のアイデアを盛り込んで形にしていきました。
 

カボッションカットは覆輪で囲む。ふっくらとしたハートはよりふっくらと。
サイケデリックなハートのようなイメージ。
腕(K18YGの場所)はハートの中心より少し上位置に。
重ね付けなどを考慮されてのアイデア。さすがジュエリー上級者です!
そうか、ピンキーも重ね付けする場合は、その方が確かにいいな。


K18WGの石枠には、お客様からお預かりしたダイヤモンドを4石。
上に左右に1石ずつ留めています。
そして彫りを全体にしっかりと入れる!


2号という細いサイズを指にすると私だとこんな位置に!
大人になると、グリーンが気になるのは何故なんでしょう。
翡翠、素敵ですよね!今年はピアスやリング、翡翠は色々出して行く予定です。
翡翠やエメラルドは一生お付き合いして行ける宝飾品だと思います。
あとパールも!パールも今年は色々準備中です。


お客様から届いた画像をこちらにも。
ほっそり美しい指!そしてハートの翡翠。
キラキラしてハートの周りにメレーダイヤが1周しているようにも見えますが、これは彫りのみです。
喜んでいただけて良かったです!
また、翡翠を探そう。またこんな形の翡翠が見つかったらいいな、と思いつつ。

明日は甲府出張。甲府ジュエリーフェアでどんな石に出会えるかな?
楽しみであります。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:21 | comments(0) | - | pookmark |
優しいアクアマリンのペンダントトップ

旅日記を始める前に、出発前にお納めをしていたオーダーメイドや完成していた

アイテムのご紹介をしていきます。


まずは昨日もアップしていた今週末の営業についてです。


2月24日(金)13:00~20:00  平常通り
   25日(土)12:00~19:00  平常通り
     26日(日)13:00~19:00  日曜日も営業します。


3月はイベント搬入準備の為、3日金曜日の営業後、4日土曜日は店頭に商品が半分無い状態となります。
ですので4日は、オーダーメイドなど事前のご予約のお客様のみとなります。
そんな事もあって、次の日曜日は開ける事にしました。

週末、吉祥寺にいらっしゃる予定のある方は、お立ち寄り頂けましたら幸いです。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お客様から石をお預かりし、ペンダントトップを作成しました。
今後、弊社でオーダーメイドをされる方の参考になれば良いなと思いましたので、
石の事についても触れたいと思います。

石には、ダイヤや貴石で特級品ではない限り、目に見える、見えないも含め通常『内包物』
というものがあります。インクルージョンとよばれるものです。
それはその石の個性となります。
ガーデンクォーツやルチルクォーツも内包物。
石を購入する際、ルーペなどで拡大をしてみて、とても気をつける事があります。
それは、表面に傷がある石です。

石屋さんや業者さんの運搬時についたような表面のみの小傷は、研磨をする事で小傷を取り除く
事が出来るので大丈夫なのですが(改めて行う研磨の価格と石の価格で決めます)
取りきれない深い傷だったり、内包物の入り方が外にまで影響し、表面に傷のようになって居る石は
いつかそこから割れてしまう可能性がある石。
そういう石は、どんなに気に入っても、お客様に商品としてお渡しする上で、残念ながら諦めなければ
ならない石となります。
あと、カンのある石。
カンとは漢字で書くと『貫』。焼き物をされている方も同じ言葉を使用される事を最近聞きました。
石では主に、乾燥などで表面に入ってくる線のある石です。
石は乾燥や気温差でいきなり「ピシッ」と割れる事があります。
そういうものは、残念ながら最初に見抜く事が難しかったりします。
せめて、製品にする前にその信号を出している石を省く。
石として眺めるには魅力があるので、製品としてではなく、コレクションされる方には
人気がある石だと思います。
 
今回、お客様からお預かりした石は、大切にされていたアクアマリン。
ミルキーのアクアマリンというより、ベリルですね。
ミネラルショウなどで購入をされた石のようです。
そして、内包物、カンとも大きくあるものでした。


最初、石を拝見した時、これはシンプルに4本爪で留めたり、逆に
覆輪留めなどで石に負荷をかけたら、ちょと怖いなと思いました。
お客様は本当は石座の裏に透かしを入れたかったようですが、透かしを断固反対しました。
基本、そうじゃない方がいいのになぁと思っても、オーダーの場合は「断固反対」は
しないのですが、何故強く反対をしたかというと、こちらの石は、透かすと色がグレー寄りになり、
且つこの石のカンと内包物がよりハッキリと見えるのです。
見える事で魅力の増す石もありますが、こちらはそうではなかった。
それより、石を優しく包むような枠にして、枠の内側をある程度光らせ、また部分的に
加工をする事で表から光を取り込み色を濃く出し、内包物を見えづらくする
目くらませをした方がいいと思ったから。
石重視なのか、枠重視なのか。そこもお客様に決めて頂きました。
石重視であれば、この石を最大限活かす。
枠重視ならば、この石を使用しない。
 
あ、でも最近、絶対にやめた方が良いと思う事、あともう1名の方にも言ったな…。
本当はあまり言わないのです。でも石が魅力的に見えないのが明らかな場合は
理由も全てお伝えします。

お客様のご希望は、「蓮の花」地金も当初は銀や真鍮でお考えでしたが、最終的にK10に。
K10で正解だったと思います!K10の淡いイエロー色は、この石を最大限に引き立てていると思います!
石の向きも逆だと内包物が目立ってしまう。この向きでのセット以外は不可能でした。
 
蓮のレルーフで石を支えるポケットを作り、その下に石のカンをうまく隠す事が出来た。
1カ所斜めに大きく入る線。こちらは真ん中にかかり隠す事は出来ませんでしたが、
石の雰囲気を悪く見せる物ではないので、そのまま。
 

思い出のある石や、プレゼントをされた石。
そういう石はやはり身に着けたいと思いますよね。
石の種類が確定していて、もしくは簡易鑑別に出させて頂き、その後、カンや内包物を見て
「加工中に破損する危険が無いと、私個人が判断出来た石」で
「お客様が通常身につける上で、落下などに注意していただければ問題ないだろう」と思えた石は
可能な限りお受けしたいと思っています。(顧客様のみです)

それは、割れた陶器やローマングラスなどでも同じです。
他で断られてしまってね…と言う方も多いです。


ペンダントの後ろは本人だけが判る楽しみ。
K10で重さが出ないように0,7mmの厚みにしてあるので、彫りも実はかなり浅く彫っています。
表面の表情や光らせ方を変える事で出来るだけ立体感を。


インスタグラムでは動画もアップしています。
旅に出る前のものですが
動きがあり完成が見えると思います。
完成して、ホッとしたオーダーメイドでした。
仕上がりはとても好きです!

お客様ご自身で、ネットやミネラルショウなどで石を購入される方も増えて来ました。
石を目の前にすると、やはり色や形でテンションが上がってしまい、細かいチェックを
忘れてしまうのは私たちプロにもある事です。
石屋さんにだってある事。だから、石屋さんもそういうルースも扱っている。
宝飾系の石屋さんであれば、その石の難も表記していますが、鉱物として石を楽しむ石屋さんでは
表記はありません。
見て楽しむものならば問題ない事でも、身につけるアイテムとして不可な場合もあると言う事だけ
ミネラルショウなどに行く際は心の片隅に!
それでも心惹かれて手にした石を、何かアイテムにという場合は、お声がけいただければと思います。
*マリッジ及びエンゲージ、フィレンツェスタイルは、ご新規の方もオーダーメイドをお受けしておりますが
 それ以外のオーダーメイドに関しましては、顧客様からのみとなります。
 
| admin | オーダーメイドジュエリー | 11:10 | comments(2) | - | pookmark |
バイカラートルマリンでオーダーメイドリング
おはようございます。
 
今日はDM撮影のため事務所に詰めています。
花を使って撮影するのですが、春は特にお花屋さんが楽しいです。
京都伊勢丹でのDMにしようかなと思っているのです。
その後大阪でギフトショウのクリエーターマルシェスペースに出展をするのでその時にも配れたらいいな。
そうだ、大阪のギフトショウ、私が出るのは小さい小さいスペースですが、販売が可能なスペースです。
ギフトショウ自体は招待状が無いと入れない、一般の方の入場が制限されている展示会ですが、
私が出る場所は、バイヤーさんや来場者の方が購入もして頂けるのです。
カードリーダーも持って行きますので、カードでのお支払い(分割はご利用いただけないのです)
も可能です。
もし、招待状を希望される方は、info@kadomi.comにご連絡下さい。
京都伊勢丹のDMとともに発送致します。
そして、来週、アトリエショップはお休みをいただきます。
次回の営業日は24日金曜日です。

〜〜〜〜〜
 
今日ご紹介するのは、昨日お客様にお納めが完了したばかりのリングです。


昨日インスタにもアップしていたこちらです。
こちらのリング、実は、昨年末こんな雰囲気でリングにする予定を立てていました。
弊社のバイカラーシリーズとして。
インドで仕入れたバイカラーより、ちょっと高級なバイカラートルマリン。
バイカラーシリーズとして出す場合は、ちょっと高級ライン、画像で腕がK18ピンクの所を
イエローにしようかなと考えていました。
 

こちらの石。
バイカラーのはっきりとしたそれぞれの色み。ピンクとグリーン、オーラソーマのボトルのように
ハッキリと色が別れています。そして配色のバランスが素敵!!
オリーブカラーではないフォレストグリーンがなんとも印象的な石でした。
購入はもう4年ほど前でしょうか。
バイカラーの石を集めるきっかけになった大好きな石でした。
 
年末、お客様から「バイカラーでのオーダーメイド」のお問い合わせを頂き、その中でご提案をさせて頂くと
お客様もこちらの石がいい!と。デザインもほぼそのままで!
石枠は弊社のイラストにあったのと同じK18ホワイトに。腕はバイカラーのピンクを取ってK18ピンクに。
彫りはガッツリと入れるけれども、お着物を着られる方ですので、引っかかり着物を傷つけないように
出来る限り彫った後を滑らかに、石枠は爪はやめ覆輪に。
 

石は厚みがあるものでしたが、ギリギリまで下げて加工をして行きました。
どこから見ても彫りがギッシリ。


石枠を支える装飾はハートが2つ並んだ雰囲気で。中には綺麗なメレーダイヤを留めました。


とても指のほっそりとされている方でしたので、私がするともうここで止まってしまいます。
春が待ち遠しい色合わせ。
腕はK18ピンクで大正解です!優しい色になったと思います。


弊社の照明の下、オレンジ色の照明の下ですと、より石の色の濃さや魅力が!
気に入って頂けて私も嬉しかったです。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:43 | comments(0) | - | pookmark |
アクアマリンのオーダーメイドリング

おはようございます。
 

本日は火曜日。アトリエショップは14時〜20時までとなります。

もう1月の最終日ですね。

日々があっという間に過ぎて行きます。

 


2月に入りますと、第3週の火曜、金曜、土曜。そして21日火曜日までアトリエショップはお休み

になります。そして3月はイベントで京都と銀座へ行きます。

明日以降詳細をこちらのブログとサイトにアップ致します。
宜しくお願い致します。
今日は、先日お納め致しましたアクアマリンのリングのご紹介です。


昨年アップした弊社のストックの石の画像の一部です。
この中でもひと際大きなスカイブルーのこちらのアクアマリン。
昨年インドで仕入れてきた石をリングにしました。
インドでの仕入れの際、手に乗せてアップしていた画像をご覧になり、その場でほぼ即決されていたお客様。
アップして1時間程でご連絡を頂いたので、まだ選んでいた仕入れ先にも
「お客様からもうお問い合わせを頂いたよ!」と伝えると、おお!ととても喜んでいました。

ここまでの大きさの石をUNICOリング風に仕上げるのは初めてです。
お客様が「こんな雰囲気がいいな」と言われたリングは、この石をさらにうんと大きく囲う
デザイン。重さが心配。でもお客様は大丈夫、と。


つぶつぶで覆うデザインの粒の中にもアクアマリン。
側面にはK18枠で上からグリーンベリル、そしてエメラルド2種。
当初は全て青系でとご希望されて進めていたのですが、メインのアクアマリンに黄色系の
インクルージョンが沢山入っているため、向きによってグリーン寄りのブルーに見える事が判り。
リングを仕上げてから側面の石を選んで行きました。
エメラルドとグリーンベリルはなんとアクアマリンと同じ仲間。全てベリルです。
なので、色の相性もとても良さそうです。


このリングを見て、同業者の方や作られる方は多分、みなさんワックスで粒もつけたと思うでしょう。
私は、あまりあのワックスで付ける粒が好きではないんです。
粒にばらつきが出、まん丸風に揃わなかったり。まん丸に出来ても、後でぽろっと外れたり。
繊細な金で素敵なグラニュレーション(粒金)も、今回は銀ですし粒が大きいですし、半球に近い
粒にしないと重さが心配ですし…。
という事で、粒は装飾線を使ったり粒を1つ1つ作成し、全て3回程に分けてロウ付けでつけました。
初めての試み。
 

仕上がりはとても気に入っています。
お客様にも喜んで頂けて良かった!


部分的にK18を使用した事も、グリーンの石がより引き立って良かった!


こちらのお客様は、私の色々な引き出しを開けてくださる。
普段のお話や「こういうのあったら素敵」というご提案が、あ、こうしたらもっと素敵とか
この方法なら可能だなとか。
最初のイメージ以外は基本はお任せにして下さるのですが、安心して思い切りやらせていただいています。
今回も、私本人は気づいていなかった引き出しを、見つけて開けて頂けたお仕事でした。
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
 
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:54 | comments(0) | - | pookmark |
インド風?オスマントルコ風のstile fiorentino
こんばんは。
12月31日。大晦日の22時半です。

日曜日から、ん?と思っていた胸の痛み。
水曜日に病院へは行ったのですが、木曜日から完全に体調を崩しておりました。(現在進行中)
昨日も今日も、16時頃からは無理せず横になっています。で、今頃起きだす。
家は掃除はそこそこ出来たし、経理も9割り終えましたが、事務所の大掃除は終らず。
新年が明けてから、体調が回復しきったら、やればいいかなと思っています。

2016年も、多くの方にお会い出来、商品を気に入って頂いたり、オーダーメイドで
手がけさせて頂いたり。
とても充実した1年でした。ありがとうございました。
今年もあと1時間とちょっと。
楽しい年末をお過ごし下さい!

2016年最後に、クリスマス前にお納めをさせていただいた stile fiorentitoのご紹介です。
 

こちらです。

今回のオーダーもとてもストーリーがありました。
ご結婚されたとき、プロポーズも、誕生日も記念日、結婚式もされなかった、お互いにイベントが
好きではなかったという、そんな奥様。
最初にKadomiに来店をされたとき、とにかく身に着けているアクセサリーが全ておしゃれ。
且つ本当に似合っていらっしゃった。エスニックな雰囲気のジュエリー重ね付けを。
本当に素敵な方でした。
インド系のK22のアイテムたちと、多分、されているリングとバングルはマルコムベッツ。
それも相当前のものかな?即気づいた。
日本では、バーニーズニューヨークで取り扱われている英国人デザイナー。
吉本ばななが好きで身に着けていることもあって、著書で触れていてより名が知られたブランド。

97年。私がイタリアに渡って3か月目の8月。記録的猛暑の年で亡くなった方もいらした。
そんなうだるような暑さ(当時フィレンツェはブランド店とかリナシェンテというデパートしか冷房が無かった)
と、とあることがあってフィレンツェから逃げ出したくなり、大学時代に通って歩き慣れていた
ロンドンに脱出したのです。
その時、まだ彫金を始める前です。
その97年夏に、マルコムベッツのリングを私は手にしているのです。一目惚れをして。
それもSVとK22のコンビのリングを。そんなに有名な方とも知らずに。
(探したけれど見つからない。どこへ行ってしまったのか…)
そんなご縁もあって、初対面だったこの方のオーダーをお受けしようと思いました。

お客様、旦那様に、「16年越し。そろそろ何か買ってくれたまえ!(お客様のメールのままの文)」
と言ったところ、「最新型食洗機」が候補に。でも、やっぱりリング…ということで
毎晩のネットサーフィンで私を見つけて下さったと。


こちらのリングのテーマは「インド風、stile fiorentino」且つ、弊社のサイトにあるB-36とほぼ同じ彫で。
もう、フィレンツェスタイルという名前なのにインド風と付く。
私的にはお客様を見ていて「オスマントルコ風もお似合いそう」と。
ならば、普通のカットのダイヤはやめましょうかと。
かつ、制作をする過程を楽しんで頂きたく、ご提案してみた所、ご自分でダイヤを選ばれたい!という事で
ダイヤを取り寄せ、お客様ご自身で全てのダイヤを選んでいただきました!


もちろん私も一緒に、ダイヤを選ばせて頂きました。色のアドバイスや石の高さなどを合わせたり。



お納めさせていただいた後、旦那様にリングをご覧頂いたというメールをいただきました。
「結婚継続契約指輪」と名付けられたこのリング。
stile fiorentitoですが、とてもオリジナリティーのある素敵なリングになったと思います。

実はお客様、お仕事ではアクセサリーは結婚指輪も含め、ピアスさえも何もつけられない
んだそうです。
お仕事は、「手話通訳」。
そしてこの手話ですが、日本で「言語」として認められたのは、なんと、ここ数年だそう。
東日本大震災の直後、ボランティアとして参加された後、今までの仕事を辞めて
これは自分もやらなければと、手話通訳を本格的に仕事として始められたそうです。
実は世界共通語でない手話、実際の言葉のように国でそれぞれ違うのかなと思っていたら
日本では地方だけではなく、町や村でも異なるものがあるそう。
手話に関してのお話、背景などを伺っていたら、本当に驚くことばかりで。
通訳として手話をする際は、手の動きや口の動きを読み取られる妨げにならないよう、貴金属は禁止。
その例なども伺い、実際にお客様がされる手話を拝見して、寒気がしたり、涙が出たり。
『手話は見ることば』だと言われるお客様。
言葉で話して伝える以上の臨場感も体験させていただきました。

お仕事が終われば、大好きなイエローゴールドのジュエリーをたくさんまとわれて。
素敵だなぁと、本当に思いました。
お会いするのがとても楽しみなお客様でした。


こちらはinstagramにアップしていた画像。
後ほど動画もアップしようと思います。
たくさんのおしゃれなセレクトショップのジュエリー販売会やイベントにも顔を出されている方なので、
どこかで、このリングをしたエキゾチックな素敵なお姉さまにみなさんもお会いするかもです。
楽しいお仕事でした。
ありがとうございました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 22:52 | comments(0) | - | pookmark |
ルチルクォーツのペンダントトップ

こんばんは。


昨日27日火曜日で、年内のアトリエショップの営業は終了していますが

オーダーメイドでのご来店があったり、とまだまだ仕事は続きます。

ホームページの最新情報に掲載をしていますが

12/29 ▲
12/30 ▲
12/31 ×休
1/1  ×休
1/2  ×休
1/3  ×休
1/4  ▲
1/5  年始外回り日。
1/6  年始アトリエショップ営業スタート。

×マークの所は、発送はお休み、メールは在庫確認などの返信はお休みです。
▲マークの所は、前日までのご予約にてご来店可能な日となります。
この時期だけ東京にいらっしゃる方、オーダーメイドのご相談など、ご連絡をいただけましたら店内をご覧頂けます。
info@kadomi.comまでご連絡をお願い致します。


今日は年内最後の御徒町まわりの予定を変更。工場などの仕上がり品は、着払い便にしてもらい
急遽御徒町以外の石屋さんへ行ったり。
お世話になったインド人の方とのお昼の食事会が風邪をひかれたという事で年明けに変更、
待ち合わせをしていた後輩とそのままイタリアンランチをかねて打ち合わせや近況報告をしたり。
あぁ年末だなぁと思う日々です。
明日、明後日は事務所を片付けたりする予定。
今年焼いた沢山のゴム型の整理とか。制作も合間にしたりとか。
あぁ年末ですね。
明日、1名ご来店下さる予定があるので、もし午後、中を見たい!という方がいらっしゃいましたら
ご連絡を頂けましたらと思います。
今日は、先日お納めをさせていただいたオーダーメイドのペンダントトップのご紹介です。
 

透明のクォーツ(水晶)の部分がクリアでとても綺麗なルチルクォーツ。
このペアシェイプのルチルクォーツをペンダントトップにというご依頼でした。
チェーンはバチカンを用いず、本体に通せるように。
そして側面には透かしを。
 

透かしには彫りとそれから1,1mmのAAA(トリプルA)のシトリン。
こんなに小さいのに、しっかりと色が乗っています。


同じ黄色でも、例えばサファイア、ダイヤだと、もっと強くキラーン!と輝くと思います。
たとえ1,1mmという小さな石でも。
でも、そうすると、もしかしたらこのルチルクォーツの特徴でもある細い美しい針の邪魔を
してしまうかもしれない。
そこで、このルチルの針と同じような色の石を探し、良質なシトリンにとお客様が決められました。
結果、大正解だったと思います。
 

ルチルクォーツは、こうやってSV925で制作をしても、ゴールドカラーのチェーンとの相性も
とてもいいのです。
このペンダントトップだったら、水晶がとてもクリアで美しいので、きっと黒や紺など深い色のニットの上に
ロングネックレスにしてもいいなぁ、金色の星が浮いているようにも見えそう!と思いつつ仕上げました。
気に入って頂けて良かったです。
綺麗なるルチルって、身につけるといい事がありそうな気がするのです。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 18:44 | comments(0) | - | pookmark |
erbaリングをアレンジしたオーダメイド

おはようございます。

昨晩、帰って気がついたら床で寝ていました!

ソファに座っていたはずなのに、ホットカーペットの上に落ちていました。
という事で、ブログの更新が朝になってしまいました。

本日、25日日曜日は休業とさせて頂きます。
次の営業は27日火曜日。14時〜20時です。

年内のアトリエショップは27日が最終日。
28日は終日年内最後の外回り。
29日(木)、30日(金)は、事務所で仕事はしているので、前日までにご連絡を頂けましたら
ご来店頂けます。
この時期だけ東京にいらっしゃる方など、ご連絡をいただけましたら店内をご覧頂けます。
info@kadomi.comまでご連絡をお願い致します。

〜〜〜〜〜〜〜
 
今日は、先日お納めをさせて頂いたオーダーメイドリングです。


お納めさせていただいたのはこちら。側面からの画像です。
Kadomiでは、エンゲージ、マリッジ、そしてstile fiorentino以外のオーダーメイドは、
Kadomiの商品をお買い上げ下さった事がある方、もしくは弊社の顧客様からのご紹介の方のみ。
時々こちらでも書いていますが、それは、そのお客様の服装やライフスタイル、好みが判らないから。

本来、洋服でも着物でも、「お誂え」というものは、とても贅沢な物です。
ある程度沢山の物を既にお持ちの方が、自分の好みなどを熟知されている方が、
好きなブランドやお客様と親交のある作り手に依頼をするもの。
最近簡単にオーダーメイドという言葉が出ますが、どうなのかなって思っています。
それは作る側もです。
Kadomiでは、やはりオーダーメイドは特別なものだと思っています。
メインの石だけお選び頂き、「あとは任せたわ!」というお客様も勿論いらっしゃいます。
その他、やり取りや加工の途中をご覧になりたいという方には、ご来店を頂いたり、制作途中の
画像を送ってご覧頂いたりして進めて行きます。
ご自身で石をお選びになりたいお客様には、その石の種類によっては、石屋から石を借り
弊社で共にお選び頂く事も出来ます。
全部お任せでも、そうでなくても、そこにはやはりお客様との信頼関係が大事。
大きな金額のかかるオーダーメイド、お客様には特別を沢山味わって頂きたいと思うのです。

前振りが長くなった。

今回のオーダーメイドはKadomiにいつもご来店下さるお客様からのご紹介の方でした。
綺麗なパープルの石をお預かりし、弊社のerbaリングの雰囲気で進めて行く事になりました。


こちらです。側面にギザギザと透かしが入っています。メインの石の周りには、ぐるっとメレーが。
このリングに使用した石の大きさより、お預かりした石のサイズが大きかった事から、色々と試行錯誤。
腕部分に彫りを入れない、メインの周りにはグリーンの石、K10YGで制作をする事が決まり、
少しずつ制作をさせていただきました。

 

石枠を作ってみると、やはり予想より大分面積が出ました。
この時点で、縦位置をご希望されていたお客様、横位置もご提案出来ると思い、ご覧頂きました。
デザイン的に石枠が箱のようになるので、この状態ですと第1関節までリングが来ます。
横向きの方が指に収まりがいいのではという事になり、横位置で進めて行きます。


透かしのギザギザを、葉に変更、葉をぐるっと1周するデザインに。
透かしを多く入れる事で重さも軽減されます。
この状態でK10にするべくゴム型を取りました。
K10にしてから組立て、細かい細工を詰めて行きました。


石を留めてみると、お預かりした石のとても深みのある青みがかったパープルがより引き立ちました!
K10の優しいイエローがとても石を引き立てています。
周りには、グリーンガーネットを35石配しています。


側面にはその、グリーンガーネットの緑を思わせる葉の連続の透かし。
ヘアーラインの彫りの上に蔦や葉っぱも彫り入れて行きました。


石枠に対して腕は細いデザインですので、補強もかねて2枚の葉っぱを沿わせて。


その葉っぱから透かしや彫りがスタートし、左右から石枠を支えるデザインになりました。
元のerbaリングとは全く異なった表情!でも、お預かりした石にはピッタリ合ったのではないかなと
思います。
気に入って頂けて良かったです!
ここまで大振りのリングを、K10で加工をしたのは初めてでしたが、地金の色が優しくて
私もとても気に入りました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:30 | comments(0) | - | pookmark |
サファイアトラピのお守りリング

こんにちは。
朝から御徒町をまわって一度自宅に戻ってきました。

今日は夜、異業種交流の忘年会なのです。

ドイツ語の通訳でお世話になっている、時には私のイベントにも立って下さり、

時にはお客様でもあり…。

そんな方が主催の会。

着物で参戦しようかと。

 



明日からまた毎日、アトリエショップを営業しています。

 

20日   火曜日 14:00〜20:00
21日   水曜日 15:00〜20:00
22日   木曜日 16:00〜20:00
23日(祝)金曜日 13:00〜19:00
24日   土曜日 12:00〜20:00
25日   日曜日(前日までにお気軽にご予約下さい)
27日   火曜日 14:00〜20:00予定

 


★月曜日は外回りのためお休みをいただきます。
★開始時間が曜日により異なります。閉店時間は日曜日と祝日が19時、それ以外は20時です。

★25日 日曜日は、前日までにご来店のご連絡をいただきましたら、オープンします。

 前日夜にこのブログ、フェイスブック他SNSで、営業か、そうでないかを告知をします。
★毎日営業している12月ですが、オーダーメイドのご相談は、事前にご予約をお願い致します。

 


今朝、主人が6時に朝の準備をしていた時

「あれ?早いね、自転車行くの?」

「え?会社だよ?」

「日曜日もあるのか。12月だもんね」

「月曜日だよ?」

…という会話がありました。

毎日20時に店を閉め、片付けをしたり残業して帰るという日々を過ごしていると、曜日の感覚が

おかしくなりますね。
歳ですかね。

 


〜〜〜〜〜〜〜


今日ご紹介するのは、今月頭にお納めをさせていただいた、サファイアのトラピッチェでの
オーダーメイドリング。
 
 

こちらです。向きで一段と輝く星。

 



ちょっとセピア色に加工をしてあるこちらの画像。
9月頭にinstagramでアップしていた画像です。
この石、パープルのサファイア。それも、トラピッチェ。
ここまでのクオリティーのもの、私は見た事がありません。

透明度も部分的にあるし、放射状に伸びた線がまるでタイチンルチルのように力強い。

 

サファイアのトラピは、弊社でもUNICOリングに加工をしたりしますが、不透明な石がほとんど。

シルバーカラーや青系に白い線が走っている物が多いのです。

それらも希少石ですが、サファイアトラピは、エメラルドのトラピッチェのように、
場合によっては元の宝石より高額で取引をされる類いのものでは無かったのです。

 

私がこの石に出会ったのは今年の9月頭。

宝飾展でこの石を見て一目惚れし、この石以外他のものが全く目に入らなかった。固まった。
高いと思ったし、でも手に入れるならこの石以外には考えられない…。

この日、デザビレの1つ上の同業の方に
「かどみちゃん、石屋の前で固まって動かなかったから声もかけずそっとしておいた!」
とfacebookにコメント頂いた位。

必要な物さえ見る気も起きず、この石だけではなく他にも何も買わず、何も仕入れず会場を後にしようかと。
あまりに高かったし。どのくらいの価格かというと、軽くその日の仕入れの予算総額くらい。

インドへ仕入れに行くことも決めた後だったから、この日あまりお金を使いたくないとも思っていた。

石屋さんは、タイで石屋をされている方。昨年バンコクでもお世話になっている方でした。

 

他の石屋さんも「何この石。トラピ?見た事が無いよ。こんなに綺麗なサファイアトラピ」と。

欲しい。でも。今この石を買ったら…。

「もし、この石が運命だったら。きっと残っているはずだから、インドの帰りにタイへ寄るから

その時に買おうと思っている」

と、そのまま石屋さんに伝えると(正式には言葉が出来ないので伝えてもらった)、

「石を君に預けるよ。この石は多分君のところへ行くと思っていた。

支払いはタイで。インドからの帰りでいいよ。」

なんと石を無償で1か月預かることになった。


宝飾展の帰りの電車の中で、画像をSNSにアップして、すぐにお問い合わせをいただいた。

顧客様からだった。お支払いをする前に、なんと即、石の行き先が決まった。

石屋さんにメールするととても喜んでくれた!

 

制作をするにあたり、お客様からは、代々飼っている柴犬ちゃん4匹の写真が届いた。
それぞれのワンちゃんの特徴や思い出、何歳生きたのかなどのお手紙も添えられていた。
ワンちゃんの名前の彫を入れてほしいと。あとその犬のイメージカラー4色。4石をどこかに。
このトラピッチェだったら、多分私はホワイトゴールドで制作したと思う。
でもお客様はイエローがいいと。

 

幾度もやり取りをさせていただいたり、一度実際にお話したりして、案を詰めていくうちに、気づいた。
あぁ、そうか。これはリングのようでいてお守りだと。
バランスやデザインよりまずはそれを優先で進める事にしました。



はじめの2匹は子犬から飼って、子犬から飼う楽しみは十分いただいたからと、

それからはかわいそうな境遇の成犬を引き取り飼うようになったことなどを伺った。

柴犬は噛み癖がある子もいるだろうにと、過去に柴の雑種を多頭飼いしていたので思い出した。


ご家族を見送った辛かった時に、そっと寄り添ってくれた子(ワンちゃん)の話。
私も犬loveなので、お話を聞いて思わず涙した。

でもなぜ、この石がいいと思われたのか。
何となく…。石の模様が柴犬のむき出しのお尻に似ているなぁ…。
あぁ!!確かにあの愛らしい柴犬のお尻だ!!

間違っても、私を信頼して石を預けてくれた石屋さんには言えない。

(自分の英語で、上記や背景も含めてちゃんと伝えられる気がしない。

伝わったらきっと満面の笑顔になるそんな素敵な石屋さんですが)

 

ホワイトではなくイエローゴールドを選ばれたのも、色がお好きというだけではなく、

柴の犬の毛色なのかな。とか。
加工机の前にワンちゃんの写真や手紙を置き読みながら、彫を入れていきました。
石枠も、優をカーブの多い優し気な唐草にして、梅、菊、米(稲)と名前からの模様を彫り込みました。

 



石枠から石を留めた覆輪の上まで4種の彫りが入っています。


4つの石はサファイアで統一。
ブルー、レッド、ピンク、そしてホワイトを。4匹はいつもお客様の側に居ます。


カッコいいリングになったかなと思います。
イエローで囲った事で石のパープルの輝きが一段と!


指にしたサイズ感はこんなかんじです。
石屋さんと最近またお会いして、あの石は不思議だったねと。
パキスタン産の珍しいサファイアが手に入ったと、9月の日本の宝飾展へ行く前に仕入れた。
初日の朝一に私が来た。あ、多分Kadomiの所にこの石は行くんだろうなと思っていた通りになったと。
だから、初日の朝一に私に預けたと。
会期中に他の業者やブランドが仕入れにくる可能性が大きいのに、です。
そして、その日のうちに画像をSNSにアップ、お客様が見つけて下さった。
石は最初からお客様の所に行く事がきっと決まっていた。
パキスタンから誰かの手へ、そしてバンコクの彼、私とただ通過して行っただけ。
「通過して行っただけだったから、あなたのつけた金額そのままをお支払い頂いたんだよ」と
彼に伝えました。私一人では仕入れを決められなかったもん。あの石、高かったもんね、と彼も。
私が子供の時飼っていた柴雑種達は、散歩の時、クールな顔をして先に歩いて行くので
むき出しのお尻がよく見えました。
たまに、ちらっとこちらを振り返って、また前を見てぐんぐん歩いていく。
石屋さんには言えませんが、あの前を進んで歩いていく犬のお尻に、やはり何となくあのトラピは似ていて
勇気をくれる気がします。
 
今お客様の元に居るのは、ホワイトサファイアのわんこ。
お迎えしてから、まだ約1年だそう。今後どんな色になっていくのかな。
私が手がけさせていただいたリングは、お守りにちゃんとなったのかな。
そう思いつつお納めを。


お客様から歴代のリング達との画像が送られてきました。
私の私物リングとの兄弟石でもあるエメラルドのトラピも見えます!
いつも応援して下さり、本当にありがとうございます。
気に入って頂けてよかった!

 

 

 

| admin | オーダーメイドジュエリー | 15:00 | comments(0) | - | pookmark |
グリーントルマリンの記念リング

おはようございます。

今朝洗濯をしようと思ったら、洗濯洗剤が全くの空でした。

補充をしようと思ったらストックも無い。

私が今週火曜日から毎日20時まで店を開けているので、確か仕事着を洗うとかで

2回程洗濯機をまわすと言っていた…。

…。

せっかく早く起きたのに。
という朝です。
 
ブログをアップしたら出社して、昨晩閉店後に1度塗りした奥の壁のペンキの仕上げ塗りをして
開店13時まで換気をしようかな。
今週火曜日から毎日アトリエショップをオープンしています。本日以降の12月の営業は
 

16日 金曜日 13:00〜20:00
17日 土曜日 12:00〜20:00
18日 日曜日 13:00〜19:00
20日 火曜日 14:00〜20:00
21日 水曜日 15:00〜20:00
22日 木曜日 16:00〜20:00
23日(祝)金曜日 13:00〜19:00
24日 土曜日 12:00〜20:00
25日 日曜日(前日までにお気軽にご予約下さい)
27日 火曜日 14:00〜20:00予定
12日、19日、26日月曜日は外回りのためお休みをいただきます。

開始時間が曜日により異なります。閉店時間は日曜日と祝日が19時、それ以外は20時です。
オーダーメイドのご相談のみ、事前にご予約をお願い致します。

 


〜〜〜〜〜〜

 


今日は、10月半ばにお納めをさせて頂いたリングのご紹介です。



こちらのグリーントルマリン。
実は、仕入れたのはもうだいぶ前でした。
このブルーグリーンカラーのトルマリンがとても好きで、以前も仕入れた石をオーダーメイドで
リングにさせて頂いていました。
確か、6年くらい前なのですが、その際、この色味のトルマリンが高騰してくるよ、と石屋さんに
教えて頂いて。
ちょうど、ピンクトルマリンの濃い色、「ルベライト」に分類されるピンクが高騰しているのと同じように
このグリーンも高くなってしまうのか…。
石屋さんから特別にと見せて頂いた、昔のブラジル産トルマリンストックの中から、仕入れておいたルース。
最近またこの色の石はあるのかと聞きに行ったら、もうほとんど手放されたと聞いた。
この石はよく見ると、グリーンからブルーグリーンまでグラデーションになっている。
何を手がけよう。でも、オーダーメイドでお客様が選ばれてからの方がいいのかな。
それともKadomiのリングにしてしまおうかな。
そう思ってずっと手がけずに居た石でした。

はじめはオレンジ色の石、ガーネットでリングを希望されていたお客様が
この石でリングをと希望されたのは、夏の終わり頃でした。
 

アガットクラッシックでコラボを2シーズンさせていただいた際のリングを、とても気に入って
下さっていたお客様。指もほっそりとされていて、華奢なリングがとても映える手をされていました。
今回お選び頂いたこのトルマリン。お客様にとっては初めてのサイズ感だということで、
せめて重さを軽減するべく、側面に透かしを入れて行きました。
 
地金はK18ピンク。イエローも素敵だと思いますが、石のブルーグリーンとこのK18Pの相性は抜群。
私もこの石なら絶対にピンクだと密かに思っていたのです。


側面には葉を2枚。葉の間には若葉色のダイヤモンドを留めています。
お客様の20年勤続記念にご注文頂いた記念のリング。
お名前から1字とって、その植物の彫りを全体に入れて行きました。


この画像はinstagramにもアップしていたもの。
アップした後、お問い合わせを多数頂いておりましたが、こちらはオーダーメイドでお納め済みです。
今画像で見ても、石の色味にドキドキします。
ストックからこの石を分けて下さった石屋さんに、再びこの画像をお見せして
「この色のトルマリン無いですかね」と聞くと、凄い値段が…!
高騰するって言っていたもんね。
またいい出会いがあったら、仕入れたいと思う美しい色の石でした。
制作していて仕上がりが楽しみなリングでした。
 
〜〜〜〜〜〜


街はもうクリスマス。こちらは先週日曜日に前を通った吉祥寺のLLBeanの前の巨大ツリー。
なんと、トートバックが飾りとして使われているのです!


そして。こちらはラ・フランス スノーマン。かき氷です。
季節感全く無し。
やっぱり10日に1度くらいは食べてしまうのです。かき氷。
最近通年で食べられる所も増えてきましたね。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:30 | comments(0) | - | pookmark |
ラブラドライトのオーダーメイドリバーシブル 後半

おはようございます。

今日から毎日アトリエショップオープンとなります。

宜しくお願い致します。

 

ブログは昨日の続きです。
 

 


昨日と逆側の留めも終えた所です。
周りはぐるっと青系の石。
当初、古美仕上げにしようと思っていたこちらのトップ。
昨日ご紹介した面は、あまり古美は合いません。
こちらの青系も古美にしたら、きっとお掃除が大変そうだ。
これは、メッキかけた方がいいだろうなと思い、ご相談。
ロジウムメッキをかける事に。
そこで。問題。
石の鑑別が全て、取れていません。
ラブラドやブルームーンストーンは見て判る。
裏の改めて購入したサファイアやスピネルも問題ないし、ダイヤと思われる石も
こちらの面の淡いブルーのメレーも、アクアマリンであってもトパーズであっても問題は無い。
メッキに耐えられるのか判らない石が5石ありました。
お客様から伺っていた石の名前が合っていれば、不安は1石のみ。
一番右上のティファニーブルーのような石、スミソナイト。
私はスミソナイト自体を使用した事がありません。調べてみると、とても柔らかい石。
同じ系統の石では、メッキはだめな物が多く、でもこのスミソナイト自体、メッキが不可と書いてある
ものはネットでは私には見つけられませんでした。
書籍でも比較的新しい石なのか、私が使用して来た石の図鑑では載っていない。
大きな本屋で見てみるも、見当たらない。
困った。
石屋さん数件に相談するも、「スミソナイトは大きな塊で持っている」所が1カ所。でも
研磨はまだしないと。
扱いがある店はぐんと減り数社。留めた枠を見せると、
「これスミソナイト?色はそうだけれども、カット石を見た事が無いよ。
一般的には扱い上、カボッションカットに研磨されるはずだよ。
カボッションのスミソナイトの商品はあると思う。
カット石でこんなに小さいのは見た事無いね。よく覆輪で留めたよね。」と。
メッキ屋さん2カ所に持って行くも、両方とも、スミソナイトは判らないと。聞いた事が無いとも。
お客様はネットで購入をされたそう。カット石に研磨されたスミソナイトが宝飾向きなのかも
私には判らないまま。
もし。メッキで石に負荷がかかり割れた場合は、同じ石、探せない場合は、似た色の石を
弊社負担で留めます。とはお伝えしていたけれど、スミソナイトは間違いなく探せない。
だって、無いから。
さてどうしよう。一か八か。
メッキをかけてみました。


うぅ。。。メッキ工場も、あ、だめだったみたいです、と。
一番上の明るいブルーの石。楕円石の上。白く曇っています。
ミルフィーユ状に割れていました。カルサイト系の割れ方です。
お客様に謝罪のご連絡をし、似た色のシーブルーカルセドニーを留めさせて頂きました。


どうにか。石の種類は変わってしまいましたが、色は似た雰囲気です。

 

無事、完成となりました。
画像だと全体の雰囲気が判りませんよね。
instagramで10月23日に動画をアップしています。
このページに飛んで頂くと、登録されていない方でもKadomijewelryのページを見る事が出来ます。
側面も含め、動画でぐるっと見ると、あぁ、よかった、完成した!!と。

 
オーダーメイドをされる上で、是非気をつけて頂きたい事。
お客様からお預かりした石は、基本は簡易鑑別(有料。大体800円〜)に出させて頂きます。
料金はお客様ご負担です。鑑別機関からの領収書もお渡し致します。
800円〜となっているのは、例えば検査がより必要になる場合は、追加となるためです。
何故鑑別に出すかというと、加工前に石の特徴を知り、加工をする上で石にかかる
負荷を出来るだけ避けたいから。
偽物か、本物かという事ではないのです。
 
ロジウムメッキだけではなく、石によってはこの留めは向き、不向きがありますし、
表面からオイルをしみ込ませてある石は、超音波洗浄機にかける事さえ避けなければならないのです。
加工する際に固定する物を外す際に使用する薬品も変えなければなりません。
簡易鑑別では、例えば6年前にインドで仕入れて来た大きさの割りに安かったルビーが
「このルビーは天然ですが、鉛をしみ込ませて発色を良くしていますよ」という事が判りました。
簡単な所では、オニキスだと思っていた物が、ブラックスピネルだったりガラスだったり。
結果では、その石に合った加工の仕方やデザインに変わるかもしれない。

最近は石がお好きでネットなどで購入をされて持ち込まれる方も増えています。
その石をいつか、オーダーメイドなどで製品(リングやペンダントなどアイテム)にと
思われている場合は、是非、購入先の名前、日本内のミネラルショウなどで海外の方からだった場合は
その納品書、控えも石とともに保管して下さい。
お客様が書き換えて袋に入れて石とともに、ではなく、購入先の控えや納品書です。
そうされると、内容によって異なりますが、詳細があるものは鑑別に出さず済み、加工をする側も安心です。
 
希望を叶えるためには、私たち制作する側の技術や努力だけでは無理な場合もあります。
鑑別を嫌がられる方もいらっしゃいますが、オーダーメイドは高額です。
是非、お客様側にもご協力をいただいて、希望のアイテムを一緒に形作れるようにして
行きたいと思っています。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:19 | comments(0) | - | pookmark |
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