作家のひとりごと

ジュエリー Kadomi 内藤圭美のブログです。
グリーントルマリンの記念リング

おはようございます。

今朝洗濯をしようと思ったら、洗濯洗剤が全くの空でした。

補充をしようと思ったらストックも無い。

私が今週火曜日から毎日20時まで店を開けているので、確か仕事着を洗うとかで

2回程洗濯機をまわすと言っていた…。

…。

せっかく早く起きたのに。
という朝です。
 
ブログをアップしたら出社して、昨晩閉店後に1度塗りした奥の壁のペンキの仕上げ塗りをして
開店13時まで換気をしようかな。
今週火曜日から毎日アトリエショップをオープンしています。本日以降の12月の営業は
 

16日 金曜日 13:00〜20:00
17日 土曜日 12:00〜20:00
18日 日曜日 13:00〜19:00
20日 火曜日 14:00〜20:00
21日 水曜日 15:00〜20:00
22日 木曜日 16:00〜20:00
23日(祝)金曜日 13:00〜19:00
24日 土曜日 12:00〜20:00
25日 日曜日(前日までにお気軽にご予約下さい)
27日 火曜日 14:00〜20:00予定
12日、19日、26日月曜日は外回りのためお休みをいただきます。

開始時間が曜日により異なります。閉店時間は日曜日と祝日が19時、それ以外は20時です。
オーダーメイドのご相談のみ、事前にご予約をお願い致します。

 


〜〜〜〜〜〜

 


今日は、10月半ばにお納めをさせて頂いたリングのご紹介です。



こちらのグリーントルマリン。
実は、仕入れたのはもうだいぶ前でした。
このブルーグリーンカラーのトルマリンがとても好きで、以前も仕入れた石をオーダーメイドで
リングにさせて頂いていました。
確か、6年くらい前なのですが、その際、この色味のトルマリンが高騰してくるよ、と石屋さんに
教えて頂いて。
ちょうど、ピンクトルマリンの濃い色、「ルベライト」に分類されるピンクが高騰しているのと同じように
このグリーンも高くなってしまうのか…。
石屋さんから特別にと見せて頂いた、昔のブラジル産トルマリンストックの中から、仕入れておいたルース。
最近またこの色の石はあるのかと聞きに行ったら、もうほとんど手放されたと聞いた。
この石はよく見ると、グリーンからブルーグリーンまでグラデーションになっている。
何を手がけよう。でも、オーダーメイドでお客様が選ばれてからの方がいいのかな。
それともKadomiのリングにしてしまおうかな。
そう思ってずっと手がけずに居た石でした。

はじめはオレンジ色の石、ガーネットでリングを希望されていたお客様が
この石でリングをと希望されたのは、夏の終わり頃でした。
 

アガットクラッシックでコラボを2シーズンさせていただいた際のリングを、とても気に入って
下さっていたお客様。指もほっそりとされていて、華奢なリングがとても映える手をされていました。
今回お選び頂いたこのトルマリン。お客様にとっては初めてのサイズ感だということで、
せめて重さを軽減するべく、側面に透かしを入れて行きました。
 
地金はK18ピンク。イエローも素敵だと思いますが、石のブルーグリーンとこのK18Pの相性は抜群。
私もこの石なら絶対にピンクだと密かに思っていたのです。


側面には葉を2枚。葉の間には若葉色のダイヤモンドを留めています。
お客様の20年勤続記念にご注文頂いた記念のリング。
お名前から1字とって、その植物の彫りを全体に入れて行きました。


この画像はinstagramにもアップしていたもの。
アップした後、お問い合わせを多数頂いておりましたが、こちらはオーダーメイドでお納め済みです。
今画像で見ても、石の色味にドキドキします。
ストックからこの石を分けて下さった石屋さんに、再びこの画像をお見せして
「この色のトルマリン無いですかね」と聞くと、凄い値段が…!
高騰するって言っていたもんね。
またいい出会いがあったら、仕入れたいと思う美しい色の石でした。
制作していて仕上がりが楽しみなリングでした。
 
〜〜〜〜〜〜


街はもうクリスマス。こちらは先週日曜日に前を通った吉祥寺のLLBeanの前の巨大ツリー。
なんと、トートバックが飾りとして使われているのです!


そして。こちらはラ・フランス スノーマン。かき氷です。
季節感全く無し。
やっぱり10日に1度くらいは食べてしまうのです。かき氷。
最近通年で食べられる所も増えてきましたね。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:30 | comments(0) | - | pookmark |
ラブラドライトのオーダーメイドリバーシブル 後半

おはようございます。

今日から毎日アトリエショップオープンとなります。

宜しくお願い致します。

 

ブログは昨日の続きです。
 

 


昨日と逆側の留めも終えた所です。
周りはぐるっと青系の石。
当初、古美仕上げにしようと思っていたこちらのトップ。
昨日ご紹介した面は、あまり古美は合いません。
こちらの青系も古美にしたら、きっとお掃除が大変そうだ。
これは、メッキかけた方がいいだろうなと思い、ご相談。
ロジウムメッキをかける事に。
そこで。問題。
石の鑑別が全て、取れていません。
ラブラドやブルームーンストーンは見て判る。
裏の改めて購入したサファイアやスピネルも問題ないし、ダイヤと思われる石も
こちらの面の淡いブルーのメレーも、アクアマリンであってもトパーズであっても問題は無い。
メッキに耐えられるのか判らない石が5石ありました。
お客様から伺っていた石の名前が合っていれば、不安は1石のみ。
一番右上のティファニーブルーのような石、スミソナイト。
私はスミソナイト自体を使用した事がありません。調べてみると、とても柔らかい石。
同じ系統の石では、メッキはだめな物が多く、でもこのスミソナイト自体、メッキが不可と書いてある
ものはネットでは私には見つけられませんでした。
書籍でも比較的新しい石なのか、私が使用して来た石の図鑑では載っていない。
大きな本屋で見てみるも、見当たらない。
困った。
石屋さん数件に相談するも、「スミソナイトは大きな塊で持っている」所が1カ所。でも
研磨はまだしないと。
扱いがある店はぐんと減り数社。留めた枠を見せると、
「これスミソナイト?色はそうだけれども、カット石を見た事が無いよ。
一般的には扱い上、カボッションカットに研磨されるはずだよ。
カボッションのスミソナイトの商品はあると思う。
カット石でこんなに小さいのは見た事無いね。よく覆輪で留めたよね。」と。
メッキ屋さん2カ所に持って行くも、両方とも、スミソナイトは判らないと。聞いた事が無いとも。
お客様はネットで購入をされたそう。カット石に研磨されたスミソナイトが宝飾向きなのかも
私には判らないまま。
もし。メッキで石に負荷がかかり割れた場合は、同じ石、探せない場合は、似た色の石を
弊社負担で留めます。とはお伝えしていたけれど、スミソナイトは間違いなく探せない。
だって、無いから。
さてどうしよう。一か八か。
メッキをかけてみました。


うぅ。。。メッキ工場も、あ、だめだったみたいです、と。
一番上の明るいブルーの石。楕円石の上。白く曇っています。
ミルフィーユ状に割れていました。カルサイト系の割れ方です。
お客様に謝罪のご連絡をし、似た色のシーブルーカルセドニーを留めさせて頂きました。


どうにか。石の種類は変わってしまいましたが、色は似た雰囲気です。

 

無事、完成となりました。
画像だと全体の雰囲気が判りませんよね。
instagramで10月23日に動画をアップしています。
このページに飛んで頂くと、登録されていない方でもKadomijewelryのページを見る事が出来ます。
側面も含め、動画でぐるっと見ると、あぁ、よかった、完成した!!と。

 
オーダーメイドをされる上で、是非気をつけて頂きたい事。
お客様からお預かりした石は、基本は簡易鑑別(有料。大体800円〜)に出させて頂きます。
料金はお客様ご負担です。鑑別機関からの領収書もお渡し致します。
800円〜となっているのは、例えば検査がより必要になる場合は、追加となるためです。
何故鑑別に出すかというと、加工前に石の特徴を知り、加工をする上で石にかかる
負荷を出来るだけ避けたいから。
偽物か、本物かという事ではないのです。
 
ロジウムメッキだけではなく、石によってはこの留めは向き、不向きがありますし、
表面からオイルをしみ込ませてある石は、超音波洗浄機にかける事さえ避けなければならないのです。
加工する際に固定する物を外す際に使用する薬品も変えなければなりません。
簡易鑑別では、例えば6年前にインドで仕入れて来た大きさの割りに安かったルビーが
「このルビーは天然ですが、鉛をしみ込ませて発色を良くしていますよ」という事が判りました。
簡単な所では、オニキスだと思っていた物が、ブラックスピネルだったりガラスだったり。
結果では、その石に合った加工の仕方やデザインに変わるかもしれない。

最近は石がお好きでネットなどで購入をされて持ち込まれる方も増えています。
その石をいつか、オーダーメイドなどで製品(リングやペンダントなどアイテム)にと
思われている場合は、是非、購入先の名前、日本内のミネラルショウなどで海外の方からだった場合は
その納品書、控えも石とともに保管して下さい。
お客様が書き換えて袋に入れて石とともに、ではなく、購入先の控えや納品書です。
そうされると、内容によって異なりますが、詳細があるものは鑑別に出さず済み、加工をする側も安心です。
 
希望を叶えるためには、私たち制作する側の技術や努力だけでは無理な場合もあります。
鑑別を嫌がられる方もいらっしゃいますが、オーダーメイドは高額です。
是非、お客様側にもご協力をいただいて、希望のアイテムを一緒に形作れるようにして
行きたいと思っています。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:19 | comments(0) | - | pookmark |
ラブラドライトのオーダーメイドリバーシブル 前半

おはようございます。

いいお天気の朝ですね!

明日13日火曜日から24日土曜日まで、月曜日の週頭の外回りや諸々のためお休みをいただきますが

月曜日以外は毎日アトリエショップを営業して行きます。(1つ前のブログをご覧下さい)
暖かくして、コツコツ制作をしながら皆様のお越しをお待ちしております。

昨日までお取り扱いを頂いておりました滋賀県のミホミュージアムからも、商品が戻って、
より沢山の商品を陳列できると思います。
宜しくお願い致します。

さてブログはオーダーメイドで手がけさせて頂いたアイテムのご紹介を進めていきます。
今回は、オーダーメイドをする上で加工の様子や、出来る限りお客様のご希望に沿えるよう
に加工させて頂く側、お客様にもご協力いただきたい注意点も含めて。
一緒にご覧頂きたく、まずは前半。
 
こちらのオーダーメイドは、弊社の商品で人気のある「リバーシブル」でのご依頼でした。


夏に弊社の商品として制作をしたこちらをイメージされてのご依頼。

リバーシブルの加工をする場合は、メインの石が両表に使用出来るような色や状態のものを使用します。
そして、そのメインの石に合わせて、デザインを起こして行きます。
デザインを起こしたら、中心の石に合わせて周りの石を購入して行きます。
中心の石に合わせて、というのは、色や形、グレードまで全てです。
そうすることで、両表のデザインであっても、全体の統一感が出るためです。

今回のオーダーメイドの場合、全て「石がありき」でした。
中心石はお客様のお持ちのラブラドライトでしたが、周りに使用されたい石もお客様の持ち物でした。
石がお好きな方で、可能であれば、今まで集められたストックから全て使用をというご依頼。

イラストも頂きましたが、お預かりした石たちでは、飾りに使用する石が大きすぎて使用は不可能でした。
石は、ネットや石屋さんで購入をされているのですが、鑑別は無し。
ムーンストーンやラブラドライトのように、一見して石名が判る石もありますが
トリートがしてあったりオイルが入っている物かどうかは判りません。
石の数が多いですし、3mm以下の石も多く、全ての石をソーティング(有料で鑑別機関に出す)
する訳にも行きません。
 
ジュエリー制作者の方なら判ると思いますが、その状態でオーダーを受ける危険。
お預かりした石の中には、始めて聞く名前の石も。でもサイズはメレー。きっと、何かあっても
探せるはず。弁償出来るはず。と、このときは思いました。
 
お客様ともお打ち合わせさせていただき、ご理解を頂き、加工をお受けする事にしました。
私に制作を依頼したいとずっと思っていて下さった事に、心が動かされました。
有り難いこと。出来る限り希望に添えるようにしよう、と。
 
周りに使用したい石の配置も雰囲気も、既に決められていたお客様。
画像のやり取りを含め、石の場所や個数、可能か不可能かも含めて、幾度もやり取りをさせて頂き
進めて行きました。
彫金は、加工をする上で色々な制約があります。技術的な事ではなくて、不可能な事が多々あるのです。
 

1つの面は、お客様からお預かりした青い石たちでぐるっとラブラドライトを囲む。
もう片面は桜や水流などのイメージで。
お客様の希望はしっかりと決まっていました。

正直、これは全く異なる2つのペンダントンした方がいい…。1つのペンダントに盛り込むのは
美しくならないと思いました。
なぜなら、例えばこの大きな石をランダムに並べた右側の出っ張りは、後ろから見えてしまう。
こういった感じで、表と裏、それぞれの形にする上での「裏方」の様子が、もう片面にも出てしまう
場所が他にも出てくる可能性があるから。
そして、使用する石の色合いも何もかも表裏で異なる。質も違う。凄くいい綺麗な石と、そうでない石。
統一感を持たせられない。
バラバラな感じ、散漫な感じになってしまう。
どうしよう。
どうしよう。
手がけ始めるまでは、正直どうしたものかと思っていました。

バラバラに、散漫な感じにならないように。
裏方の仕事がもう片面に出た時にデザインとなるように。
これをとにかく注意して、手探りで加工を進めて行きました。


この状態では、完全に裏方の仕事がこちらの面に出ていますよね。
ラブラドライトの裏側は、正面からは青があまり出ませんでした。
それも相まって、「裏」感が出てしまいます。
こちらも表。使用する石のグレードはこちらの方がうんと高いのだから。
お客様が表に出したいと言われていた少し虹色に光る部分、ここが出るように、少しずつ穴を広げて行きます。
 

油性ペンで板に直に絵を描きながら進めて行きます。
枠を多めに取ったのは、石の欠けや難をカバーし、ペンダントの完成度を上げるためです。
ここは彫りで。

ここで、バチカン部分の変更依頼が。
バチカンもラブラドライトを2つ置き、リバーシブルに。
弊社の魚のリバーシブルのようにです。
お客様から、想像していたより少し小さい石が2つ届きました。小さいかも…。
チェーンを入れるには…と考え、メイン枠ギリギリに、石を少し大きく見えるよう、
スペースを少しでも作れるように、厚みを持たせた覆輪を2つ付けました。
 

ラブラドライトのカボッション面から、こちらの面へより傾斜をつけてバチカンの隙間を広げ。
どうにか、組立てが完成。側面から彫り進めて行きます。
 

側面も、お客様からお預かりした石を配して。


こちらは、なんと非加熱のピンクダイヤモンドが25石使われているのです。
濃いピンクはサファイアやスピネル。
さすがに、この桜にピンク色の石3mmサイズをお預かりしていましたが、大きすぎたため
新たに石の購入希望を。
この非加熱ピンクダイヤを活かすめ、石屋に共に出向き、お客様ご自身にお選び頂き
購入して頂いた石を使用。
 

バチカンのラブラドライトを留めて、こちら側は完成。
メインの石を置いて見ている所。
これくらい傾斜を付けると濃い青が出現します。
後編につづく。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:32 | comments(0) | - | pookmark |
赤いダイヤのイヤリング

おはようございます。

いいお天気だ。今日は家の事をしたり、ゆっくりお休みを取ります。

なぜなら、来週火曜日からアトリエショップを月曜日以外は毎日オープンするからです!
 

13日   火曜日 14:00〜20:00
14日   水曜日 15:00〜20:00
15日   木曜日 16:00〜20:00
16日   金曜日 13:00〜20:00
17日   土曜日 12:00〜20:00
18日   日曜日 13:00〜19:00
20日   火曜日 14:00〜20:00
21日   水曜日 15:00〜20:00
22日   木曜日 16:00〜20:00
23日(祝)金曜日 13:00〜19:00
24日   土曜日 12:00〜20:00
25日   日曜日(前日までにお気軽にご予約下さい)
27日   火曜日 14:00〜20:00予定

12日、19日、26日月曜日は外回りのためお休みをいただきます。


開始時間が曜日により異なります。閉店時間は日曜日と祝日が19時、それ以外は20時です。

開けていても静かな店内…。黙々と加工をしていますが、いつでも中断出来る仕事のみしてます。
安心してお越し頂けましたら!
オーダーメイドのご相談だけは、事前にご予約をお願い致します。

〜〜〜〜〜〜

先週火曜日。イヤリングのお納めがありました。
吉祥寺のプリミバチという素敵なイタリアンのレストランにランチにご招待をいただき、
行ってきました!
火曜日はアトリエショップもあったので、どうしようかなと思ったのですが
こういう時に着ないでいつ着るの!?と朝急いで準備をし、着物を着ました。


着替えを事務所に置き、ランチへ。
この日の着物は、実際はもっと深いワインレッドのお召しです。
アンティークです。振りがとても長く、70cm以上あると思います。軽く、中振袖です。
金糸で織り込まれているのは、なんと栗。栗だけにクリスマス!!(すみません…)
でもクリスマスっぽい柄ですよね!
帯は、インドサリーを帯に仕立て直したもの。外国布は着物との相性がいいのです。
このインドサリーはオーガンジー系の素材。ゴールドです。
この着物の組み合わせを選んだのは、お客様が外国布の着物や帯を見てみたい、と言われていたのと、
あと、納品をさせて頂いたアイテムに色が似ているかなと。


前に、こちらのリングをお買い上げ下さったお客様。弊社にあったペンダント2つのダイヤが
同じ結晶から研磨された物なんですよ、とお伝えすると、イヤリングにして欲しいと。
お手持ちのリングからダイヤを外し、下に3石ずつ配してイヤリングにさせていただきました。


こちらです。赤系のダイヤはそれぞれ形も大きさも異なるので、下に配したダイヤもそれぞれランダムに。
とても存在感のあるイヤリングです!
赤いダイヤがそれぞれ1,2アップと、1,6ctアップ。
お預かりしたダイヤを含めると、片耳で2カラット越え。両耳で5ct近く。
キラキラしてとても素敵でした!


金具は、大きな南洋真珠用のしっかりとしたイヤリングパーツを。バネとネジで着け心地も最高です!
シリコンも大きめを着けさせて頂きました。
気に入って頂けて私も嬉しかったです。
お食事も、お昼から一足早いクリスマスクリスマス

リングは、昨年制作をして最初のデパートのイベントで気に入って下さったのですが、
今回イヤリングになった石は、実はリングより4年前にペンダント2本に加工をして
2k540時代から店頭にありました。
みなさん手に取られるのですが、なかなか動かなかった。
それが、リングを求め頂いた同じ方の所へ、同じ塊から切り出された3つのダイヤが揃うという。
私は加工したり扱う側として、石のパワーとかそういうのはあまり深入りしないようにしているのですが
不思議な事だな、こういう事はあるのだなという場面に時々遭遇するのです。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 11:20 | comments(0) | - | pookmark |
パルラーティのカメオのブローチ

おはようございます。

東京は清々しい朝です。
 

今週末は、色々な所でイベントが行われていますね!

私は昨日オープンを13時からにさせて頂き、ずっと行きたかった毎月第1土日に行われている

イベントへ。朝から青山で行われていたイベントをぐるっと急ぎ足で見てきました。

その事はまた改めて。

 


オーダーメイドで手がけさせて頂いた商品の画像のご紹介が、インドへ行く直前の分から

あるので、1つずつご紹介をして行きたいと思います。

 


今日は、パルラーティのカメオのブローチです。

 



こちらのカメオ。素材はコンクの母貝です。
コンクパールと呼ばれる美しい高級な素材がありますが、その、母貝です。
ピンクと白が美しく、カメオとして加工された物が人気です。
イタリアの彫刻家として、アーティストとして、イタリアだけではなく世界的に有名な
巨匠、カルロ・パルラーティ。
彼の作品はそれは高額で取引をされますが、そのお嬢さんのパトリシア・パルラーティさんの
カメオも人気があり、高価格で取引されている彫刻の1人です。

こちらは、パトリシアさんの手がけたカメオ。
南イタリアの女性の強い横顔と豊かな髪。とても美しいカメオです。

パルラーティ家のカメオの特徴として、もう、そのカメオだけで完成されてしまうという。
ブローチや装飾品として加工をしづらい程の完成度と、また別の意味で加工のしづらい彫刻。
厚みや爪をかける場所が限られているのです。

お客様と最初にお話をさせて頂いた時点では、髪部分に連続して同じようなレリーフを入れて…
でも、いざ手がける段階になると、カメオ自体の重さと厚み、そして固定方法で悩みました。
正面から見た時に、地金はあまり見えないようにセットをすると言う方向で
進めて行く事になりました。
 

裏には彼女の彫刻の証明でもあるサイン。
もちろん、彫刻の特徴ですぐに彼女の物と判ります。
今回、加工をするに当たって、ブローチ金具やその他設置のため、裏を覆う事になりました。
カメオ自体にこんなに重さが無かったら、厚みが薄かったら。もしかしたら全てをK18などで
覆う加工にすれば。
裏を開けておく事も可能だったかもしれないのですが。
今回は蓋をします。


裏側です。バネ式のダブルピンを。K18、K14のものです。留め具はテッポウを使用しています。
金具の下には、重さでブローチが倒れないような工夫も。


髪ギリギリまでをSV925で受け皿のようにし、そこにK18YGの爪を這わせるという方法で
強度を。今回は本当に試行錯誤な加工でした。


髪の上部分も厚みがある反面、顔は薄くて繊細。顔側には地金を這わせたくない。
留め終わるまでも緊張が抜けなかった加工でした。


こちらの画像は9月の半ば頃instagramにアップしていたものです。

このカメオを仕入れたのは確か2010頃だったか、11年だったか。

今では、カメオを仕入れる前に、どんなに気に入ったデザインであっても、貝の状態や
製品にする際に可能かそうでないのかをかなり吟味をして仕入れています。
ここ2年くらいは、特に製品にする際のポイントである爪の位置、カメオ自体の厚みなどを
最優先に購入する事がほとんどです。

カメオ彫刻家が、ここに爪を置いてもらって、と考えてくぼみを入れている場所も、
彫金で枠を作る側にとっては、いやいや、無いよ、無い無い。という物もあるし、
そういう「製品として身につける」を全く無視をされるカメオ彫刻家も居ます。
となると、手がける側が、お客様に紹介をする側である私たちがそれを見極めないといけない。
でもたまに、それでも手に入れてしまう魅力的なカメオがある。
パルラーティのカメオもそのカテゴリー。
これを仕入れた当時、「行けるよ、加工出来るよ!」と笑顔で話すイタリア人業者に乗せられ(笑)
よし、行くしか無い、と思って仕入れたこちら。
彼女のカメオはそういう、厚みがあり重さもある製品にしづらいカメオが時々あります。
それを判っていて手に入れたカメオが2つ。そのうちの1つがこちらでした。
判ってはいたけれど、想像以上でした。
身につけられるように出来て良かった。お客様に喜んで頂けたのが本当に何より安心しました。

そして制作をして久しぶりに画像を見て思うのは、この地中海のラテン系の女性の横顔の
カメオは、やっぱり豊かで美しいなぁと。
もし、また同じようなものを見たら手に入れてしまうと思う。そんなカメオなのでした。
ありがとうございました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:47 | comments(0) | - | pookmark |
マハラジャのようなバングル その2

雨ですね。

昨日洗濯機をまわしておいて良かった…。と思う朝。

今朝も朝からパソコンに向かっています。

今日は日曜日でアトリエショップはお休みですが、出社。
DM撮影や商品の画像撮影や荷物の発送準備をしに、少し遅めに出社です。
9月は気がつけば、全く休んでいなかったので、明日は出社をせず、DM制作を自宅で。
DMは私が一人で出来ないので(勉強したいのですがなんせ時間が無い)
旦那に依頼して、横で殿様のように指示を出しながらやってもらっています。
Macの動きがいよいよ怪しいので、次に新調したら、いや、今年中に本を買って。
でもその前に、サイトの更新もコツコツしたいし…と。
イラストレーターをさわるのはいつも後回しなのです。
申し訳ない。
 
先日ホームページ、そして2つ前のブログでも掲載を致しましたが、

今月は20日  (火)  14:00〜19:00 営業 以降の9月末のアトリエショップはお休みをいただきます。

10月は4日火曜日より平常営業となります。
迷っていたのですが、今しかない、と、6年振りにインドへ行ってきます。

今後は定期的に通うようになるんだと思います。

インドでは、ジャイプールで後輩と現地集合。研磨先や工場など見学予定です。

さてどうなる事やら。

10月1日には帰国しますので、その後は10月末の東武さんのイベントが始まるまで

制作制作の日々とします。

シャイプール、バンコク出張の日々はiPhoneからブログにもアップして行きます!

パソコンは持って行かないと思うので、旅日記は帰国後にあげて行こうかなと思います。

 


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先日のバングルの続き、9月9日のブログの続きです。

 

http://blog.kadomi.com/?day=20160909
 

 


こちらが、完成の図です。
中心から、スターサファイア。かなりの大きさです。
そして側面にはサファイア、翡翠のカボッション…と石が配置されています。
UNICOリングの雰囲気で、ガッツリと彫ったバングルが完成しました。


石の高さがそれぞれ異なったので、高さを合わせるべくセットした事、でも重さは出来るだけ
落したかったので、裏に地金を貼ったりはしていません。
裏側から石座が見えますね。
翡翠とサファイアの組み合わせ、素敵です。
お客様が石を並べた画像を送って下さり、出来るだけそれに合わせて加工をして行きました。


こちらは、磨き上げてまだ洗浄をする前。
黒く見えると思います。
実は、お客様は、バングルの仕上がりについては、古美仕上げをご希望されていました。
彫りを入れる商品の場合、この磨き上げの状態で、ある程度の古美仕上げに加工をした
予想が出来るので、その状態でもかっこ良くなるように彫り進めて行くのですが、
白い状態も綺麗だな…。
今すぐ古美にしてしまうのは、何だか勿体ないな…。


動画でも様々な角度で撮ってみます。
黒くなってもカッコいい。でも、白い状態も素敵。
銀の彫りたての無垢の色って、その時だけの色なんです。
しばらくすると、少しずつ色は変わってきます。
ですので、しばらくはこの状態を楽しんで頂いて、だんだん黒くなって味が出て来たとき。
1 もう1度洗浄液に付けて、彫り立てではないまた違った白を楽しんでも。
2 古美仕上げにしても。
3 もちろんそのままでも。
お選び頂いてはどうかなと思い、ご提案をさせて頂きました。


照明の加減で影がより出ていますが、彫りたての色でお納めしました。


到着のご連絡をいただき、画像をいただきました。
どんな風にお客様のバングルになって行くのかな。
次にお会いする時がまたとても楽しみであります!

お客様がこの石を手に入れられた経緯や、背景のお話が本当に素敵で。
以前もお預かりした石で加工をさせて頂いているのですが、
オーダーメイドのお仕事の醍醐味と言いますか、そのお話を伺いながら、
時にはその国の背景や歴史をネットで検索して、そんな事があったんだな…と。
思ったり考えたり悩んだりしながら、なら彫りをこうしようとか。
希望を願って植物をいっぱい入れようとか。
そんな風に制作をしたりします。
なかなか個人の商品としては手がけられないような大きなオーダーメイド。
手がけさせて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:55 | comments(0) | - | pookmark |
マハラジャのようなバングル その1

おはようございます。
 

今日は金曜日。アトリエショップは今日、明日とも平常営業です。

明日は、15時からお打ち合わせのご予約が入っています。

15時より少しの間、「商談中」の札をかけさせていただきますので、

その時間をさけてご来店いただけますと、お待たせせずに店内をご覧頂けます。


昨日は母の誕生日でした。少し早めに仕事を切り上げて、お花とケーキを買って

母の所に寄りました。

花やケーキを買うって、買う方も嬉しいですよね。

母の好きなコスモスを探したのですが見つからず、コスモス色のお花をバスケットに

アレンジしてもらいました!

あと、呼吸器系の病気で長く療養しているので、匂いが強くなく、花粉が散らばらないような。
可愛らしいバスケットになりました!

吉祥寺は駅の近くにも沢山のお花屋さんがあるのですが、毎回別の場所で買っています。
私は特に、ラインナップもだけれど、なんだろ、その時の店員さんで決めます。
そう考えると、接客という仕事は本当に重要だと思います。
私は特に、自分が買い物をするとき、あぁ苦手と思ったらどんなに小さなものでも買わないので。
すすめ上手だったり、しゃべりすぎると私はだめなんですよね。
ぎこちなくてもその日が初めての勤務の人でも、笑顔で丁寧な人なら、いい買い物が出来る。
慣れていても雑なら興ざめ。
私が一番めんどくさいのか。


さて、今日は先日無事にお納めした、オーダーメイドのバングルのご紹介です。

加工途中の段階から、2度に分けてご紹介をして行きます。

お客様から石をお預かりしたのは、6月半ば、京都伊勢丹でのイベントの頃。
バングルを手がけさせていただくという話は、実は3年以上前からありました。
その後、私に色々ありまして、御徒町から吉祥寺への移転。
3年前の今頃は、まだ移転なんて考えても居なかった頃。年末に移転を決意する訳ですが…
お客様は、たくさんのルースをお持ちでした。
その、ルースがお客様の元へやってきたストーリーがとても素敵で。
でも、『とっておき』なお話なので、こちらにアップするのは控えます。
本当に素敵なお話なので、気になる方は、是非私に会った時に訊いてください!
やっとお会いしてお話を伺い、石をお預かりする事が出来ました。
今回、お客様からお預かりした石を、まずは全て鑑別に出しました。
通常、オーダーメイドなどで加工をお受けする場合は、石は鑑別を取る事をお勧めします。
私は、あくまでも「お勧めします」です。
加工内容や内容によって石や石のようなものに破損の可能性が大きい場合は
強くお勧めし、鑑別を取る事に同意をお願いしますが、
有料になりますし、ご本人が、どうしてもお嫌だという場合は、仕方が無いのですが。
明らかに、これはルビーだな、と思っても、逆に合成石だと思っても、
鑑別を取るまでは、ルビーは「お客様からお預かりした赤い石」と言います。
時々、お客様に笑われますが、でも。
それが、私たちが仕事をする上での常識、決まりだからです。
今回は、使用する石、候補の石を含めて、かなりの数がありました。
でも、全て鑑別機関に出す事を許可していただきました。
その上で、どの石を今回バングルにするかを決めて行きました。
 

遠方のお客様でしたので、サンプルバングルを送り、やり取りをさせていただきながら採寸。
そして本番のバングルの土台と「彫りはこんな感じのイラスト」と。
 
今回、「UNICOリングのようなバングルを」というご注文でした。
あとは、私の手がけるものをとてもご存知の方ですので、ワクワク手の進むままに!
このお仕事は、夏の比較的仕事が落ち着いている時期に、一気に進めたいと思いました。
彫るには暑い季節。冷房をガンガンつけて、首の後ろを冷やしながら。
 

まずは、翡翠とその周りを彫り進めて行きました。
手首の内側に来る翡翠は不定形。
バングルですし、石の外れなどを防ぐため、全て覆輪留めでしっかり留めて彫り進めて行きます。

バングル自体は強度や、この時点では古美仕上げにする事になっていたのでSV925を使用していますが、
石枠は950以上〜970あたりを使用しています。
それは、バングルって腕に合わせて着脱時、時々調整する事があると思うのですが、多少
石枠も動きます。その時に、覆輪留めした石にかかる、地金の動きからの負担を軽減するためです。
翡翠もサファイアもとても固く強い石ではありますが。
 

そしてスターサファイアを留めて行きます。


最後に、中心に留めるサファイアのスターと、両脇にはオーバルカットのサファイアを。
続きは次回。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:05 | comments(0) | - | pookmark |
お納めしたラブラドライトのリング

いいお天気の週末になったらいいな。

今日は金曜日。アトリエショップは平常営業です。
日中、1時間程、不在となります。
17時頃〜18時頃になると思います。お届けものと指合わせのためです。
なるべく早く戻れるようにしたいと思います。
その分、本日は20時頃まで営業をいたします。
〜〜〜〜
今日は先日の加工途中の画像のリングの、完成の図です。
 

先日抜いた裏です。
ラブラドライトは、石の向きだけではなく、裏側にするには勿体ない程青く光る
綺麗な石があります。
裏は自分だけの楽しみでもありますし、重量軽減にもなります。


大振りな石ですが、あえてリングに。
表面のカービングに合わせた変形覆輪で留めてあります。


光の無い所でも、淡く青く光るような。


ラブラドライトの特徴です。
素敵です!


普段の装いにもにももちろん、お着物の時にもとても素敵な気がします!


中指にした所。
大振りなリングは、中指や人差し指におすすめです。
京都へ出発する前に発送したのですが、無事お客様にも喜んでいただけて、一安心。
やっぱりこの石はリングで良かった!と。
だって、ずっと見ていたくなる色とカービングだったので。
他にもあるんです。弊社のストックに同じ位のラブラドのカービング。
でも、他はバングルかペンダントトップかな。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 10:22 | comments(0) | - | pookmark |
イタリア製カメオブレスレットの雰囲気を変えて。
おはようございます。
雨の日曜日です。
今朝は8時過ぎからずっとパソコンに向かって、いろいろやっておりました。
まず、ホームページの展覧会情報を更新しました。
告知の許可は出ていないのですが、出しちゃいます。(自己責任)
弊社の商品は1点物も多いので、少し早めにお知らせを、と。
5月、6月の百貨店でのイベント販売会を更新しました。
まず、玉川島屋さんの外商カードのお客様のみ入場ができる会場になりますが、
5月20日〜22日の週末の3日間、販売会がございます。
その後、26日木曜日〜6月1日水曜日までが、池袋東武さん、
そして6月15日水曜日〜21日火曜日までが京都伊勢丹さん。

イベント中、前後は搬入搬出もあるため、吉祥寺の店舗営業日が変わります。
来週中には書き込みを致しますので、宜しくお願い致します。

〜〜〜〜〜
今日は、オーダーメイドというか、リメイクというか。
実は、普段はお受けしないご注文をお受けしたのですが、そのご紹介をして行きます。
何故受けないか(今回はお受けしましたが)という事も含めて。
ジュエリーというのは、たとえばお客様からリングを預かって、石を外して他のデザインに
全部を作り替えるリメイク、リフォーム、リモデルということはよくあります。
ですが、商品の部分換えは、ましてやそれが外国製品の場合は、様々なリスクが
あるので、弊社では受けないようにしています。
例えば、地金の配分。
18金と呼ばれるK18は、75%が純金で25%が他の割り金で作られている。
イエローゴールドでも、国よって、工場によって、作り手によって配合は違います。
割り金に何を使っているのか。それは企業秘密だったりする所も多いのです。
イエローよりも、K18のホワイト。そしてピンク。より微妙に色が違ってきます。

その割り金の増えるK14、K10なんかは、もう、びっくりするくらい
色が違います。
Aの工場でお願いしたホワイトK10は白い地金だったのに、Bの工場は黄色い。それも
Aの工場でお願いするイエローK10より黄色い。とか。
Bの工場でお願いするイエローK10は、AのピンクK10と同じくらい赤い、とか。
地金でこれだけ色が違うので、組み立ての時に使用するロウ剤(融点が更に低い金属)
も違ってきます。

以前、中国製品(それも中国が指定した翡翠のお店の保証書付き)の翡翠のペンダント
のリメイクでは、刻印が18Kとあり、あれ?K18ではなくて?と思い、枠を地金屋に
持って行ってみたら、翡翠は本物でも、ダイヤはガラス、地金はなんと錫に分厚いメッキ。
なので、そうなると、国外のものは国によっては刻印の信用も出来なくなってきます。

もし、元のものを使って組み立ててという場合、判らずに火を当ててしまったら、
組み立て時に壊してしまう可能性も。
そんな事もあって、元々の商品の使える所はそのままにしたデザインというのは、
弊社ではお受けしないようにしています。



今回お預かりしたのは、イタリア製のこちらのブレスレットです。
以前からずっとやり取りのあるカメオ業者のものでしたし、まだタグも着いた状態です。
なので、上記のような不安は無いと見込み、お受けしました。
カメオのお顔はとても綺麗。ギリシャ神話の、月曜日から日曜日までの7人の
神様が並んでいます。
且つ、ヴェスビオ火山の噴火泥の化石、ラーヴァでこれだけ綺麗に色のバリエーションが。
カメオの美しさに対して、カメオとカメオを連結させている部分は、実は全て円の下にある
丸カンをかしめてあるだけの状態。
腕に乗せてみると、引っかかる所も感じる。

このカメオとカメオの間に何かデザイン的なプレートを入れて、デザインを
変更するというご注文でした。



ブレスレットの全長は19cmありました。
まず、カメオの連結部分を全て外して行きます。



外して、金具以外のカメオからカメオまでが18cmになるように並べてみます。



丸カンの場所の可動の遊びや色々を考え、プレートは幅4,5mmが可能である事が判明。
透かしを入れてブラウンダイヤを留める事も決定。
決まれば、あとは加工をして行くだけです。



透かしとダイヤも入れました。幅4,5mmにこの加工を。なるべく重さを出さないように。



そして、やっと完成しました!


こちらはインスタグラムにアップしていた画像です。
一番上の画像、連結部分のK18の色、少しイタリアものは赤いですよね。
加工に電解という工程をこのイタリアの工場では入れておらず、ロウ剤部分は色が目立った。
イタリアでは電解をいまだに使っていない所も多いのです。

このカメオ枠についている4つのパーツの連結部分の色の違いを剥いたり、などの加工も。
新たに入れたプレート部分を透かしたり細部まで彫りを入れた事で、
色の違いは判らないようになっています。
無事、お納めが出来て、お客様にも気に入っていただけてホッとしました。
途中、実は本当はもっと色々と起きているのですが(笑)ジュエリーにお詳しい
お客様だったからこそ、そのまま相談させていただき、少しずつ解決できて
よかったと思います。
私にとっても、とても貴重な勉強となり、経験となりました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 11:24 | comments(5) | - | pookmark |
くるみ モチーフのオーダーメイド
おはようございます。
本日も、12:00〜20:00頃までオープン致します。

旅日記途中ですが、今日は久々にジュエリーの投稿です。
昨日お納めさせていただいた、オーダーメイドのペンダントトップを
ご紹介致します。
今回のご注文は、お母様からお嬢様への成人の記念のご注文でした。
昨年末にご相談を開始させていただいた際、私も自分が20歳になった記念に、
母がペンダントとピアスを購入してくれた事を思い出しました。

母は、ずっと永く使えるような、1粒ダイヤのペンダントがいいよ、と言い、
私は、ダイヤはまだ早いから、すぐに身に着けられる物がいいよ、なんて。
普段から身に着けられるキラッと小粒なサイズのダイヤのペンダントを購入して
もらったのを思い出します。

そんな事から、お客様は、お嬢様の20歳の記念として、ファーストジュエリーであり
永く身につけて行ける物を…と考えていらっしゃるんだろうな、と思いました。
お打ち合わせの際、ペンダントトップの形や、お嬢様が選ばれた石を見て、
私が20歳の時そうだったように、永く着けられる物で、且つ、今から身に着けられる
アイテムがいいな、と思いました。

ご希望は、リバーシブル、片面は石で、片面は深彫り、バチカンは付けずにペンダントトップ
本体にチェーンや革ひもが通るデザインがいい、などなど。
少しずつ決まって行きました。
お嬢様にもデザインを決める際にはアイデアを頂き、進めて行きました。
くるみ(胡桃)というテーマがあったので、クルミの葉や、木になっている実の画像などを
見て深彫りの面も決定していきました。
 
私の中のテーマは、お母様の希望と、お嬢様の希望と
「工芸やクラフトにならずにジュエリーに」する事(悪い意味ではなく)
頭に浮かんでいたのは、お守りのような、インディアンジュエリーのような
イメージでした。



深彫りの中でも、本当にかなりの厚みと立体感のある彫りです。
模様をパターン化して、幾何学のような彫りにするか迷ったのですが、ここは思い切って
厚みのある半立体に近い彫りにしようと思いました。
ここまでの厚みのある深彫りの手彫りは初めてでした。
彫りは、背景を「鎌倉彫」のようにする事で、古美仕上げにした際に、
表情が出るようにしています。

くるみ って、木にきうやって房でなるんですって。
この実が割れて、中から私たちが知っているクルミが出て来るのです。



箱形のトップになるので、側面を全て透かして行きます。
石枠を彫っている所です。



チェーンなどが通る所は太めの銀線で補強をし、チェーンだけではなく、皮やリボンも
滑らかに通るようにしています。



こちらが、完成した石の面です。
お選び頂いた石は、レインボーカルシリカ。
メキシコの物です。
なだらかな逆三角形も、クルミの形から。

側面は、上面も全てギザギザと透かしを入れています。



裏の彫りの面です。
古美仕上げにして、版画のようでもあります。


石枠を、幅広の3角形にした事も、透かしをギザギザと細い3角形にした事も、
お嬢様のご提案でした。
20歳の記念に、お母様からお嬢様へのオーダーメイド。
素敵な瞬間に立ち会わせていただきました。
| admin | オーダーメイドジュエリー | 09:45 | comments(0) | - | pookmark |
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